ネット上で時折、「携帯電話をトイレに落としてしまった……」と嘆く人を見掛けます。

確かに、数万円もする高級スマホを落としてしまったら悲劇以外の何物でもありませんが、米カリフォルニア州に住むカリッサ・ウォルターさんよりはマシかもしれません。

――ウォルターさんは、婚約指輪というお金では買えない大切なものをトイレに流してしまったのですから。

婚約指輪をティッシュに包んで置いておいたら……

ウォルターさんはある日、メイクアップに使うカバンの整理をしようと婚約指輪と宝石類をまとめてティッシュに包んで置いておいたそうです。

ところが、しばらくしてウォルターさんはパニックに陥ります――指輪を包んでいたティッシュが見当たらない！　思い返してみたら、他の汚れたティッシュと一緒に、指輪や宝石を包んでいたティッシュをトイレに捨てて流してしまったかもしれないと思い当たりました。

ショックを受けたウォルターさん。まず自分の母親に電話したのですが、母親も話を聞き、電話先ですぐに泣き叫んでしまいます。

続いて電話したのは、愛するフィアンセのケビン・ウィンターさん。ウィンターさんはすぐに自宅にやってきて、どうにかできないかと試行錯誤。トイレを取り外して指輪が見つからないかと調べてみたものの、結局、見つかりませんでした。

パニックが増すばかりのウォルターさんは、地元のコミュニティーサービスに電話。作業員がウォルターさん宅の下水管に取り付けられたU字・S字状の防臭弁を調べてみた結果、なんと運良く指輪が見つかったのだとか！

A customer accidentally flushed her engagement ring & earrings down the toilet. JCSD to the rescue! @ABC7RobMcMillan pic.twitter.com/a9XNEuLOvJ

— JCSD (@JCSDTweets) November 10, 2015

担当した作業員のダニエル・カルデナスさんは次のようなコメントを寄せています。「婚約指輪は非常に大事なもの。見つけ出すために全力を尽くすことができてうれしいよ」

image by:ZHENG/WEI