ケーキカットは、披露宴で最も盛り上がる瞬間の1つ。新郎新婦の背丈より高いウェディングケーキ、シンプルな四角い形のケーキ、たくさんのシューを積み上げたクロカンブッシュなど、ウェディングケーキにこだわる人は多いことでしょう。

それなら、もしケーキカットのために登場したウェディングケーキが、新郎新婦そっくりの等身大ケーキだったら会場の反応はどうなるでしょう？　そんなサプライズを実現した女性が海外にはいました。彼女の名前はララ・メイソンさん。北アイルランド出身の29才で、趣味は“ケーキ作り”です。

といっても単なるケーキ作りではなく、驚くほどリアルな見栄えにこだわるところが、彼女の“ケーキ作り”のすごいところなのです。

ジェニファー・ローレンスが絶賛！

これまでにメイソンさんは、ハリー・ポッターやジャック・スパロウなど、本物そっくりのケーキを作成。イギリス王室のジョージ王子の等身大ケーキを作った時には、バーミンガムで開かれたお菓子の大会で金賞を受賞したほどの腕前です。

映画『ハンガーゲーム』に出てくるジェニファー・ローレンスのケーキを作った時には、自分とそっくりのケーキを見たジェニファー・ローレンスが「もし、このケーキの作者が聞いているなら、私はこう伝えたい。『あなたは才能に溢れてる！』」と語ったほどでした。

自分たちが主役のケーキを

本物そっくりのケーキを作ることで有名になったメイソンさん。自分たちの結婚式にみんなと同じ平凡なケーキを選ぶはずもなく、当然、自分でウェディングケーキを作ることを決意。

こちらがそのケーキです。

メイソンさんはこのウェディングケーキを3日間にわたり20時間かけて作りました。彼女は通常、リアルなケーキを作るために150時間かけて作るそうですが、今回は他にも自分のウェディングのために準備しなければならないことがたくさんあったので、短い時間で仕上げたそうです。

披露宴で大評判に！

一番大変だったのは「顔」だったというメイソンさん。「作るのは大変だったけど、披露宴当日、ゲストはとてもケーキを気に入ってくれたわ。夫の友人の1人は、わざと私の鼻をかじって食べようとして、ケーキと私を間違えるほどケーキが上手にできていると褒めてくれたの！」

しばらくはケーキ作りをお休みすると言っていたメイソンさんですが、ご主人の誕生日に合わせて、最新作を作ったようです。