「MISFIT」って知ってる? 時計ブランドFossilも求めた注目ガジェット

「MISFIT」って知ってる? 時計ブランドFossilも求めた注目ガジェット

世界的ブランドが求めた「MISFIT」とは

「Fossil」というブランドをご存知でしょうか? 原宿の明治通りや横浜・みなとみらいのランドマークプラザ、東京・お台場のダイバーシティ東京などにも出店する腕時計や革小物などを扱うライフスタイルブランドで、世界100カ国以上に愛用者がいます。

そのFossilが「MISFIT」というガジェットを開発・販売する企業Misfit Wearablesを2億6000万ドルで買収するというニュースが2015年11月に流れてきました。

IT系ニュースメディアなど、海外の多くのメディアで取り上げられたこのニュース。MISFITとは一体、どんなガジェットなのでしょうか。

「Apple Watch」とはちょっと違う。おしゃれなウェアラブルデバイス

高額で買収されて話題になったMisfit Wearablesが販売している製品は、「MISFIT SHINE」や「MISFIT FLASH」といったガジェットになります。どちらも主に腕などに巻いて使用するもので、いわゆる「ウェアラブルデバイス」という分野の製品です。

分かりやすい例としては、「Apple Watch」を思い浮かべてください。Apple Watchよりも機能は限られているものの、活動量計などの機能を備えていて、バッテリー寿命が長く充電の手間が不要というのがMISFITの特徴です。

Amazonのレビューを見ると、「見た目がスマートなので、つけていて恥ずかしいという感じもなく、これをつけているということで、自然と体を動かそうとしている自分がいます」「白のバンドに惹かれて購入しました。本体のシルバー?っぽい色もキレイ」といったように、デザインに惹かれて購入した人も多いようです。

MISFITの具体的な機能・価格は? SHINEとFLASHはどう違う?

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出典:MISFIT SHINE 2
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出典:MISFIT FLASH

最新型の「MISFIT SHINE 2」(発売日を2016年1月29日)には、歩数・移動距離・消費カロリーや運動時間・睡眠時間などを記録する活動量計としての基本的な機能が備わっています。50mまでの耐水性能があり、電池寿命は最大6カ月。さらに「MISFIT LINK」アプリと連携させると、音楽の再生や自撮り用のボタンとして使えるようになるなど、幅広い用途に利用できるようになります。

姉妹モデルの「MISFIT FLASH」は「MISFIT SHINE」シリーズの廉価版で、SHINEシリーズがアルミでつくられているのに対して、FLASHはプラスチック製。耐水性が30mまでで最大寿命は4カ月となっています。

MISFITの公式通販サイトでは、「MISFIT SHINE 2」は99.99ドル(約1万2300円)、「MISFIT FLASH」は19.99ドル(約2460円)で販売されています。

近い将来、MISFITは欠かせないデバイスに?


Apple Watchと比べて勝るとも劣らないほどカッコいいガジェットで、しかもかなりのお手頃価格で、電池寿命も数カ月大丈夫――。MISFIT製品の魅力をまとめるとこんなところでしょうか。

一方、「でも、ただの活動量計でしょう? 生活に必要ないから、私には必要ない」と考える人も多いかもしれません。

それでも、MISFITはただの活動量計ではありません。先ほど記載した「『MISFIT LINK』アプリと連携させると(中略)幅広い用途に利用できるように」というのがポイントなのです。

こちらの動画の1分20秒付近のシーンになるのですが、MISFITを操作してベッド脇の明かりを消すシーンがあります。MISFITには、そういったことも技術的には可能なのです。

将来的には、エアコンやテレビのリモコン操作、ドア鍵の開け閉めなどがMISFITだけで実現できるようになってくることも十分に考えられます。そうなっても「ただの活動量計」で済ませられますか? ひょっとすると数年後には、スマホと同じくらい手放せないガジェットになっているかもしれません。

References : MISFIT
「MISFIT」って知ってる? 時計ブランドFossilも求めた注目ガジェット