3カ月間のネット婚活中、実に104人もの男性とデートを重ね、そのうちの1人と結婚に至った経緯をつづる『はじめての「ネット婚活」』(澤口珠子/幻冬舎)が発刊されました。
ネット婚活においては、実際は「6」でも「10」になるように盛大に盛ったプロフィール写真こそが、成功のキモだと著者の澤口さんは主張しています。
なぜ「ネット婚活」がオススメなのか
ネット上でお相手を検索してアプローチできるネット婚活。利用さえすれば、出会いや結婚といった成果を得ている人はたくさんいるわけですが、「身元が確かか」「利用しても安全か」と不安を感じ、利用したくても二の足を踏んでいる人がいるかもしれません。
けれど、『はじめての「ネット婚活」』著者の澤口さんによれば、安全性に関しては「ネットもリアルも同じ」だといいます。
出会えたお相手が危険な人物かどうかを見極めるには、自分自身の危機管理能力に頼るしかありません。その意味では、街コンで知り合おうが、ネット婚活で知り合おうが、最終的に頼りになるのは自分自身だというのです。
それなら、そんな心配をするよりも、ネット婚活の「簡単に始められて、好きな時間に自由に使えること」「嫌ならすぐにやめられること」のメリットを活用しない手はないというのが澤口さんの主張になるのです。
写真は実物とどれくらい違っても大丈夫なの?
澤口さんがネット婚活の命と呼ぶのは、プロフィール写真。「実物が6」でも「写真のレベルが10」くらいまで派手に盛ってしまっても構わないのだそうです。
実際に会うことになったら「詐欺だ」「別人だ」とクレームが入らないかと心配する人もいるでしょうが、澤口さんはなぜそこまで盛ることを勧めているのでしょうか。
その理由は、ネット婚活においては何度もメールのやり取りをするよりも、とにかく早く実際に会って相手を見極めることの方が重要だから。しかし、そもそもマッチングが成立しなければ、お相手とは会えません。そこで力を発揮するのが、プロフィール写真なのです。
特にネット婚活では、男性は必ず女性の顔を意識します。ですから、かなり盛った自分の写真を掲載しないと、マッチングの機会自体が減ってしまう恐れが。写真を盛って「詐欺だ」「別人だ」と思われてでも、とにかく最速で相手と会い、出会いの幅を広げるテクニックこそが重要なのだと述べています。
「写真を盛り過ぎて別人のようになってしまうと、相手から『詐欺だ』と思われて、がっかりさせてしまうのではないか」などと心配しているひまがあるのなら、1人でも多くの男性と出会った方がいいのかもしれません。多少の図々しさも、ネット婚活においては武器になるということでしょうか。