「共働き希望」の男女が婚活をするときのコツとは? 

「共働き希望」の男女が婚活をするときのコツとは? 

「結婚しても共働きで」と考える人が多くなってきました。共働きなら、それぞれに程々の年収があれば、十分な生活を送れます。共働き前提で婚活するなら、相手にどれくらいの年収を求めればいいのか、考えてみました。

「子供が欲しい夫婦」が目安にすべき年収はいくら?

結婚後に必要な世帯年収を大きく左右するのが子供の有無です。子供がいる家庭では生活費の他に養育費が発生します。ある程度の世帯年収が必要になるわけですが、具体的にはどれくらいの年収が必要なのでしょうか。

厚生労働省が公開している世帯別の所得の現状を見てみましょう。

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児童のいる世帯のうち比率が高い年収帯に注目すると、「500~600万円未満」が13.7%、「600~700万円未満」が11.9%、「700~800万円未満」が9.3%となっています。これら年収500~800万円の世帯が34.9%を占めています。

そして500万円未満で児童のいる世帯は34.9%となり、800万円以上で児童のいる世帯が残る30.1%を占めています。

世帯年収500万円未満でも子供を育てている世帯も多いわけですが、ある程度の余裕を持って育児に取り組みたいのなら、夫婦で年収500~800万円程度稼ぐことを目安にした方がいいでしょう。

共働きするとき、気を付けるポイントは?

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共働きで妻も世帯年収を支えることになれば、家事や育児を夫婦で共有するのが理想です。特にキャリアのある妻は会社で必要とされる存在であることが多く、仕事が忙しければ家事や育児の時間が削られてしまいます。

そうした女性は、家事の負担が大きくなると夫である男性に不満を持つようになるかもしれません。共働き夫婦に限った話ではありませんが、マイナビニュースが調べた記事によると、既婚女性のうち家事について夫に不満があると答えた人は41.5%もいました。

その中から共働き家庭の不満に目を向けると、「共働きなのに食事の支度を手伝ってくれない」「私も仕事をしているのに、9.5:0.5で私が家事をしている」「もうちょっと積極的に手伝ってほしい、共働きだし、帰る時間に差はあっても家事に追われて、椅子に座ってゆっくりできるのは同じくらいの時間になるから」といった家事の分担に関するものが目立っていました。

一人暮らし経験の長い男性であれば、家事が得意なケースもあります。けれど、実家暮らしの長い男性なら、家事が得意でなく女性の不満が多くなる恐れがあります。

共働きを希望するのなら、男性は家事・育児に対して積極的に担当する姿勢を示すこと。特に実家暮らしの長い男性は、奥さんから教えてもらいながら、家事をがんばるように心掛けてください。

男性の稼ぎが少し多いのが理想? 事前に話し合うべき夫婦の年収と家事分担

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世帯年収500~800万円を目指す場合、夫も妻も年収300~400万円くらいなら不満やもめごとが少なくなるのでしょうか。

実は、そうでもありません。男性はプライドを大事にする傾向があるため、妻よりも夫の年収が少しでも高い方が、夫婦仲がうまくいく可能性が高いのです。具体的に言うと、夫が400万円、妻は300万円くらいが目安になるでしょう。子供ができると女性が正社員として働くのが難しくなってきますから、男性の方に500~600万円くらいの収入があった方が安心できるかもしれません。

ただ、このように年収は男性の方が多めであっても、先ほど述べたように、男性はしっかりと共家事を前提にして「2人で家事をするのだ」という姿勢を忘れないようにしてください。

このように考えてみると、共働きを希望する男性との結婚を考え始めたら、女性が確認すべきことは3つあります。

それは「一人暮らしの経験はあるのか」「現在、どれくらい家事をしているのか」「結婚後、どれくらい家事を受け持つ気持ちがあるのか」です。しっかりと男性に、これらの点を確認しておきましょう。

このように考えてみると、共働きを希望する男女が婚活をするときのポイントは、世帯年収500~800万円ほどを目安に、男性の年収が少し高くなるように相手を探して、男性側は共家事を受け入れる姿勢を示すことと言えるでしょう。

いざ共働き夫婦になったときに不満が出ないためにも、結婚する前の段階でこうしたポイントを必ず確認しておくことをオススメします。

「共働き希望」の男女が婚活をするときのコツとは?