クリスマスの定番料理を世界で比べてみたら、一番健康的なのは日本のフライドチキンだった!
もうすぐ、クリスマスです! この時期は仕事が忙しくても、「クリスマスはどこのレストランを予約しようか?」「自宅でまったり過ごす?」など、計画を立てるだけでも気分が盛り上がってくると思います。
クリスマスの定番料理と言えば、アメリカなどではターキー(七面鳥)でしょう。それにならい、日本では七面鳥の代わりに普通のチキン、特にフライドチキンを食べることが多いのではないでしょうか。当然、クリスマスと言えばケーキも欠かせませんから、日本人の私たちから見れば確実にカロリーオーバーな料理メニューになってしまいます。
ところが、このクリスマスにフライドチキンを食べる日本の習慣は、世界的に見ると実は最も健康的な食事かもしれないとある医師が指摘しているのです。
クリスマス料理だけで2日分近くのカロリーを摂取するのが世界の常識!?
そんな驚きのデータを発表したのは、treated.com のウェイン・オズボーン医師です。オズボーン医師は世界各国のクリスマス料理を調査し、28カ国それぞれのクリスマス料理のカロリーを計算しました。
その結果を地図でまとめたものがこちらになります。
オズボーン医師の調査によると、アメリカ人とイギリス人は、クリスマス料理およそ3500 kcalも摂取しているそうです。
成人に必要なカロリーは1800~2200kcalと言われていますから、クリスマス料理だけで2日分近くのカロリーを摂取していることに。しかもその数字は、アルコールなどのドリンク類を除いたカロリーなのだとか。
アメリカやイギリスで食べられているクリスマス料理の内容は、ターキー、ローストビーフ、マッシュポテト、圧力鍋で作った煮込み料理、ケーキなど。伝統的な料理のカロリーを計算すると、日本とは比べものにならないカロリーになるのだそうです。
ちなみに、日本で一般的なクリスマス料理は、フライドチキンのパックにショートケーキ風のクリスマスケーキを合わせて1400kcalほどになるのだとか。世界的に見ると最もカロリーが低いクリスマス料理とされています。
日本以外にカロリーが少ない国として挙げられているのは、リトアニアやチェコ、マルタで、だいたい1900~2000kcal。アメリカやイギリス、その他の国と比べてかなり低い数字です。
料理のカロリーが高い国にとって、クリスマス料理は歴史を持つ特別なもの。クリスマス当日のかなり前から「何を作ろうか」と計画を立て、買い出しも1週間ぐらい前からする人も多いのだそうです。
そして、クリスマスの食事は1回だけではなく、家族とのパーティー、親戚とのパーティー、友達とのパーティー――と何度も料理を食べる習慣があるのです。考えただけでも恐ろしいカロリーになるわけです。
というわけで、一見、高カロリーに思われる日本のフライドチキンを食べる習慣は、実は一番カロリーは低く一番健康的だという結果になったのでした。