恋愛を飛ばしてすぐに結婚を考える「いきなり結婚族」が増えているようです。なぜ恋愛を省略して結婚を考えるのか、その心理を探ってみました。
「いきなり結婚族」の登場
どうやら近年、恋愛に否定的な若者が増えているようです。先日NHKのドキュメンタリー番組「クローズアップ現代+」で、ネットで”いきなり”結婚相手を募集する女性が紹介されました。
IT企業で広報の職に就くご本人曰く、「仕事もプライベートも充実しているので、恋愛したいという気持ちはないが、子供が欲しいので結婚はしたい」とのこと。相手の年齢や年収、見た目にはこだわらず、事前にシェアハウスで一緒に暮らしてみて、結婚するかどうかを判断するそうです。
また、2016年10~12月期のドラマでは、「逃げるは恥だが役に立つ」がヒットしました。「仕事としての結婚」をしたヒロインたちが、次第に恋愛感情を持つようになるというストーリー。このドラマの影響もあって、「いきなり結婚」にはさらに注目が集まりそうです。
なぜ恋愛を”省略”するのか?
若者が恋愛に否定的な理由は、人によって違います。上記の女性のように「今の人生が充実しているので恋愛する必要がない」と考える人もいれば、「異性と付き合っていろいろなところに遊びに行ったり、デートしたりする時間やお金がもったいない」と考える人もいるのです。
後者のタイプには、「恋愛が破局すれば、それまでに費やした時間やお金が無駄になる」と損得勘定で考える人がいる一方で、本当に経済的な余裕がない人もいます。いずれの場合でも、異性との付き合いに投資するのは無駄だと考えてしまうのでしょう。
恋愛結婚が時代遅れに!?
今までは「恋愛できないなら結婚も無理かな?」と考えるのが普通でしたが、これからは「恋愛できないなら結婚しよう!」と考える方が自然になっていくのでしょうか? 将来、「恋愛結婚? 何、それ古い!」と言われる時代が来るのかもしれません。