「定時で帰宅できる」「デスクワークだから楽」といった理由で一般事務を希望する人は多いでしょう。でも、安易に一般事務を希望するだけでは、なかなか受からないこと、ご存じですか?
一般事務を希望しても4人に1人しか受からない!?
まず、正社員として一般事務を雇ってくれる会社はほとんどありません。派遣社員や契約社員・パートタイマーで、十分にまかなえるからです。
実際、2016年6月の有効求人倍率を見ると、パートタイマーを含まない「一般事務の職業」の有効求人倍率はわずか0.25倍。4人に1人しか採用してもらえない計算になります。
さらに、これまで一般事務が担当してきたような業務は、ITによる自動化が進んでいます。今後ますます「一般事務の職業」を必要とする企業は少なくなっていくでしょう。
一般事務にこだわらず、自身のキャリアを見つめ直して
こう考えてみると、「定時で帰宅できる」「デスクワークだから楽」だからと一般事務を希望していたら、今ですら仕事に就くまで苦労するのに、将来はもっと厳しい状況を迎えることになるはずです。
いつまでも一般事務にこだわるのではなく、「Webデザインを勉強してデザイナーを目指す」「会計について学んで経理になる」といったように、自身のキャリアのことを考え直してみてはいかがでしょうか。
References : 職業別一般職業紹介状況[実数](常用(除パート))