安心して婚活・結婚するのに目安となる年収は、ズバリ400万円!

安心して婚活・結婚するのに目安となる年収は、ズバリ400万円!

年収、いくらあれば結婚しても安心? 目安になる金額は

「結婚したいが、今の年収で結婚して家庭を持っても暮らしていけるだろうか……」。こんな悩みから、婚活することに前向きになれないでいる男性もいるのではないでしょうか。

確かに結婚するとなると、夫婦で1つの家庭を築き、数十年にわたって2人で共に支え続けていくことが期待されます。新たな家庭での生活を想像し、現実的に検討する上で、“年収”は無視できない要素。お金がすべてではないにしても、お金のあるなしで生活のゆとりは大きく変わってくるものです。

最近では夫婦共働きの家庭が増えてきましたが、それでも「一家の大黒柱として稼ぐのは男性」という考えは根強くあると思います。そのことにプレッシャーを感じて、婚活に積極的になれないでいる男性もきっといるはず。そんな不安を抱いている男性に向けて、果たしてどれくらいの年収があれば結婚について前向きに考えていいものか、これから参考となるデータをご紹介していきます。

平均所得は537万円。2世帯に1世帯が432万円以下

平均所得は537万円。2世帯に1世帯が432万円以下
厚生労働省が公表している調査の中に、国民生活基礎調査というものがあります。こちらの調査では世帯数や世帯員の健康状況、介護の状況などを調べていて、その中で世帯別の所得についてもデータを集めています。

その平成25年度調査によると、1世帯当たりの平均所得金額は537.2万円。中央値(全データを順に並べたときの真ん中の値)は432万円となっています。半分の世帯が432万円以下の所得で暮らしているわけです。

引用:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/dl/03.pdf

1000万円以上などの所得がある一部の富裕層が平均値を押し上げたことで、平均値と中央値に100万円の差が出たようです。実感としては、平均的な世帯の所得=432万円だと告げられた方が納得感があるのではないでしょうか。

年収500~600万円、中には年収800万円以上という条件を結婚相手に求める女性もいるようですが、実際には多くの家庭がこれくらいの世帯所得で日々の生活を送っていることになります。年収400万円くらいある男性なら、婚活する資格が十分にある。そう考えて、大きな間違いはないでしょう。

子供を育てるのに不安ありなら、必ず将来設計を2人で考えよう

子供を育てるのに不安ありなら、必ず将来設計を2人で考えよう
ただ、一方で気になるデータもあります。結婚するとなると、子供を育てることも視野に入れたい人が多いことでしょう。先ほどの世帯所得のデータは、母子家庭や高齢者のみの世帯なども含まれたもの。実は「児童のいる世帯」に絞ると、世帯所得の平均値は673.2万円となっているのです。

結婚して2人で暮らしていくだけなら年収400万円くらいあれば大丈夫でしょうが、子供を産んで育てていきたいとなると話は別のようです。今すぐではないにしても将来的には、あるいは共働きすることで、「児童のいる世帯」の平均値くらいの収入を稼げるようになるのでしょうか。幸せな家庭を築き、子供を健やかに育てていくため、必ず結婚・出産までには2人で真剣に話し合うべきでしょう。

もし、そこまでの年収が期待できないとしても、すぐに「稼ぎが少ないから、子供はつくらない」と決め付けなくても大丈夫です。祖父・祖母の援助を受けることで、節約して生活費を切り詰めていくことで、あるいは市区町村の子育て支援サービスなどを利用することで、立派に子供を育てている世帯もたくさんあります。さまざまな選択肢に目を向けてみてはどうでしょうか。

大切なのは、結婚・出産する前に2人の収入や周囲からの支援などの状況を踏まえて、おおまかなライフプランを立てておくこと。結婚後の生活に破綻が起きないように、現在、そして将来の収入・支出を考慮に入れて、「どんな生活を送っていくべきか」としっかり相談できて、理解・協力してくれる相手をパートナーに選ぶようにしてください。

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安心して婚活・結婚するのに目安となる年収は、ズバリ400万円!