残業がなくなったら、あなたは何をしますか? 調査でこう問い掛けてみたところ、残業を減らすと少子化対策に有効であることが分かってきました。どのような調査結果だったのか、詳しく見てみましょう。
残業がなくなったら何をやりたい?
「もしも残業することがなくなったら、今よりもっと積極的にしたいことは何か?」。こんな質問が、2016年6月にSMBCコンシューマーファイナンスが20代のビジネスパーソンを対象にしたインターネット調査「20代のオフの過ごし方に関する調査2016」で投げ掛けられました。
集まった回答は、第1位が「趣味の充実」で63.2%。続いて「家事・炊事」(30.7%)、「習い事・スキルアップ」(27.2%)、「スポーツ・運動」(24.0%)、「恋愛・結婚(恋活・婚活)」(20.3%)などが続きます。
20代で一人暮らしの回答者が多いためか、「家事・炊事」のような生活感のある回答が目立ちます。それ以外は残業が減れば、自分自身をもっと高めたり生活を充実させたりしたいという欲求が多いことを感じさせる内容です。
残業が減れば、女性はより恋愛・婚活に積極的になる
第5位の「恋愛・結婚(恋活・婚活)」についてもう少し詳しく見てみると、未婚男性が20.6%、未婚女性が25.6%となっていました。
残業がなくなり自由に使える時間が増えたなら、もっと恋愛や婚活に積極的に励みたいという希望が思いの外少なくないようです。女性の場合は約4人に1人がそのような希望を持っていることになります。
さらに既婚者で見てみると、残業が減れば「子作り・妊活」をしたいという声も意外と多く、男性で10.2%、女性で16.4%となっています。
このような調査結果を見てみると、働き方を改革して残業を減らせば、若者たちが恋に婚活に積極的になり、妊活にも時間が割けるようになり、少子化対策にも効果があると期待できるようです。