DODAの調査によると、社会人の52.5%が「転職をしたことがある」そうです。転職が当たり前になってきた現在、「出戻り」「ブーメラン」型の転職が増えていること、ご存じでしたか?
転職のホンネとタテマエ、最後までホンネを隠すべし
会社を辞める理由は人それぞれ。「もっとステップアップしたいから」というのはタテマエで、ホンネは「人間関係が嫌になった」「経営陣が信頼できない」など、後ろ向きの理由で退職する人も多いはずです。
理由によっては、円満退職できない人もいることでしょう。でもこれからの時代、ホンネを最後まで包み隠して、円満退職しておくことが大切になってくるかもしれません。
「ブーメラン社員」「出戻り社員」の意味は?
その理由は、「ブーメラン社員」「出戻り社員」と呼ばれる社員が増えてきているからです。
「ブーメラン社員」「出戻り社員」の意味は、ある会社を退職し、いったん他の会社などで働いてから元の会社に戻り、再び社員になった人のことです。
会社側のメリットとしては、社風を分かっているので再び雇ってもすぐに能力・スキルを発揮できることが挙げられます。「隣の芝生は青くない」ということがよく分かっているので、他の社員の流出に歯止めをかけられるなどの効果も期待できます。
日本でも今後増えていきそうな「ブーメラン社員」「出戻り社員」
「ブーメラン社員」「出戻り社員」は、アメリカではよく見掛けます。日本ではまだ一般的ではないかもしれませんが、増えてきているきざしがあります。
産前・産後にいったん離職する女性の中には、今後、「ブーメラン社員」「出戻り社員」になる人がさらに多くなることでしょう。「ブーメラン社員」「出戻り社員」が少しずつ増えてきて、「元の会社に戻るのは恥ずかしいこと」という通念が薄れてきたら、もっと男性の間にも広がるはずです。
そう考えると、あなたが今の会社から転職するとしても、いつでも会社に戻れるように円満退職しておくに越したことはありませんね。