本気で婚活に取り組む人が利用する結婚相談所。仲人さんがお見合い相手を紹介してくれて、互いにOKが出ればすぐお見合いに。成婚率が高いと評判の婚活サービスですが、実際のところはどうなのでしょうか？

結婚相談所ってどうなの？　相談所所長が実情を語る

真剣に結婚したいのなら、結婚相談所を利用した方がいい――。そう勧められたことはないでしょうか。

結婚相談所に入会するには数万～数十万円の入会金を支払い、事前に独身証明書や収入証明書、学歴を確認できる書類などを提出し、結婚相談所の担当者と面談する必要があります。それだけ入会までのハードルが高いだけに、登録者の「結婚したい！」という気持ちは本物。結婚相談所を利用すれば、結婚できる確率は高くなると期待できます。

けれど、入会までのハードルが高い分、「結婚相談所のサービスはどうなの？」「本当に結婚できるの？」と不安に感じる人もいることでしょう。

そんな人に、ぜひ読んでおいてほしい書籍が2016年8月10日にかんき出版から発刊されました。結婚相談所の所長で、過去5年で200組以上のカップルを結婚に導いたという大西明美さんが執筆した『となりの婚活女子は、今日も迷走中』です。

傷つく前に「となりの人の婚活ドキュメント」から学ぼう

婚活のハウツー本は数多く出版されていますが、そうした書籍と『となりの婚活女子は、今日も迷走中』の違うところは、思わず「ここまで書いていいの？」と驚いてしまうほどリアルな事例が紹介されているところです。

本書では、結婚相談所を利用しても結婚できそうにない人の失敗例を紹介しつつ、

婚活ポイント　学歴同等以上の人限定で婚活するための3箇条
1 同年代との結婚を諦める（7つ年上から狙う）
2 未婚者にこだわることを諦める（バツイチ、子持ちを入れる）
3 相手の住んでいる範囲を「新幹線」に広げる

といったように、結婚できる人がどのように活動したのかといったテクニックも説明してくれています。

著者の大西さんは本書のために書いたブログ記事で、婚活しているとどうしても「あなたは○○を直した方がいい」といったフィードバックを受けやすくなると指摘。けれど、そうしたフィードバックによって大きなダメージを受ける人が多いので、「どうしたらダメージを受けずに、しかも婚活の知っておかなければならないことを伝えられるのか」と悩んでいたそうです。

考え抜いた末に思い付いたのが、「となりの人の婚活ドキュメント」を書くこと。隣にいそうな人がやらかした等身大の失敗例を学べば、「ああしてはいけない」と気付き、傷つく前に自らの考え・行動を改めることができると考えたとブログで明かしています。

「結婚相談所ってどうなの？」と不安に思って行動に移せていない皆さん。ぜひこの1冊を読んで結婚相談所を利用した「となりの人の婚活ドキュメント」から学び、ご自身の婚活に役立ててください。