婚活にさほど積極的でなくても、意外なところから良縁が生まれて、交際に発展する人たちもいます。

今回の記事では、偶然の再会からお付き合いが始まった男女のエピソードをご紹介します。

「1度は経験してみたい」。好奇心から婚活をスタート

酒井さん（仮）は大学を卒業後、教育関連の企業で社内教育のプログラムを企画・立案している男性です。性格はとにかく好奇心旺盛で、新しいことに挑戦するのが大好きです。

これまで交際したことがある女性は2人。1人目の女性とは学生時代から5年間付き合ったものの、23歳の時に「あなたとの未来は想像できないわ」と言われ、一方的にふられてしまいました。

2人目の女性は大学時代の同級生でした。社会人になってから3年ぶりに再会し、交際へと発展。2年間続きましたが、次第に相手の存在が重く感じられるようになって別れました。

婚活を始めたきっかけは、友達に誘われたこと。それと「1度は婚活を経験してみたい」という好奇心からでした。

勉強・仕事に熱心。熱心過ぎて別れの理由に

そんな酒井さんが婚活して出会った女性が、大学病院に勤務する看護師の今野さん（仮）です。

彼女はとても気さくで、ユーモアのある人柄の持ち主。でも、自分のポリシーをしっかり持っていて、責任感が強く仕事熱心です。また、多少のことでは動じない肝が据わった性格をしています。

今野さんには、学生時代に3年間付き合った男性がいました。ですが、今野さんが学業に熱心だったため、「俺と勉強、どっちが大事なんだよ！」と言われてふられてしまいました。

その後、同じ職場の人とも3年間交際しました。しかし、その彼からも「君は僕より仕事を優先するんだね」と言われたのだとか。「そういうことを言う人と続けていくのは無理だな」と思い、自分の方から別れ話を切り出しました。

婚活を始めた理由は、先輩から「仕事熱心なのはいいけど、彼氏くらいつくりなさいよ」と言われたから。「婚活とは、一体どんな感じのものだろう」と様子を見るつもりで始めただけで、それほど本気ではなかったそうです。

本気でなかった2人がお見合いパーティーで再会！

酒井さんはある日、友人から勧められたお見合いパーティーに参加しました。するとその会場で、どこかで見掛けたことがある女性を見つけたのです。

その女性こそ、今野さんでした。今野さんは酒井さんの父親が入院していた時に担当の看護師だったのです。2人はその当時の話で盛り上がり、すぐに意気投合しました。

酒井さんは今野さんに、彼女の仕事熱心さにとても良い印象を抱いていたことを伝えました。それを聞いた今野さんは、「私は仕事のことで褒められるのが何よりもうれしいんです！」と目を輝かせて喜んだそうです。

2人はその後、交際に発展しました。2人とも「結婚したい！」と意気込んで婚活を始めたわけではありませんでしたが、意外なところから良縁が生まれたわけです。

お見合いパーティーに参加したことで、今野さんにとっては自分の見てほしいところをしっかりと見てくれる相手と巡り会うことができました。良縁はどんなきっかけで生まれるか分かりません。少しでも「やってみようかな」と興味を持ったら、行動に移してみることが大切なのでしょう。