婚活パーティーを利用して結婚できる確率は、5〜10%だと言われています。「少ない」と感じる人もいるでしょうが、参加者10~20人に1人は、婚活パーティーで知り合った相手と結婚している計算になります。
現在は2児の母である永井さん(仮)も、婚活パーティーに参加して旦那さんと知り合ったそうです。どんな縁から永井さんは旦那さんと知り合ったのか、今回は婚活パーティーにまつわる結婚エピソードをご紹介します。
イケメン元彼の一言で、婚活パーティーへの参加を決意
「28歳までに結婚したい」という願望を強く持っていた永井さん。地方出身で東京の大学に進学したのと同時に上京し、大学卒業後は都内の企業に就職しました。
明るい性格でスタイルも良く、アニメとイケメンが好きな25歳。彼氏がいなかった期間は3カ月が最長で、いわゆる“モテ女”。けれど「若いうちに結婚したい」と考えていて、同世代の彼氏に「結婚したい」と強くアピール。付き合ってきたどの彼氏にも重く受け止められてしまい、それを理由にフラれては新しい彼氏と付き合うことを繰り返していたそうです。
そんな永井さんには「これまでで一番好みのタイプ」だったという彼氏がいました。でも、その彼氏にも「結婚したい」アピールを続けた結果、「そんなに結婚がしたいのなら、お見合いパーティーにでも参加して相手を見つければいい」とフラれてしまい、永井さんはひどく落ち込んでしまいました。
私、結婚に向いてないのかな——。そう感じた永井さんは職場の先輩に、彼氏との別れ話を愚痴りつつ、どうすれば結婚できるのかと相談してみました。
ところが、先輩から出てきた言葉も「結婚したいなら婚活するのが早い」。彼氏と同じ回答が返ってきたのです。
あまりのショックに、永井さんはやけくそで婚活パーティーを探すことに。なんとなく気になる婚活パーティーを見つけて、勢いで参加することを決めたのでした。
彼は隠れオタクと発覚! 共通の趣味で距離を縮めた2人
婚活パーティーに行ったって、いい出会いなんかあるわけない——。そんな思いを抱えながら婚活パーティーに参加してみたのに、永井さんは気になる男性と出会ってしまいました。
身長170cmくらいで職業は公務員。イケメンじゃないし年下だけど、考え方がしっかりしているところに興味を持ったそうです。
その男性とはトークタイムでなんとなく話が弾み、「もう少しだけ話してみたいかな」と感じて彼とのカップリングを希望したところ、カップリングに見事成功したのでした。
「うそっ! うれしいけれど、いきなり2人きりで会うのはちょっと怖いかな」。そう思った永井さんはカップリング後、男女数人で飲みに行かないかと彼に提案しました。
彼にも賛同してもらえてメンバーを集め、居酒屋でわいわい楽しく飲んでいたら、話題は趣味の話に。婚活パーティーで彼の趣味は「野球観戦」と聞いていましたが、実は隠れアニメオタクだったことが発覚。永井さんが好きなアニメの話で大いに盛り上がり、彼との距離が一気に縮まっていきました。
遠距離恋愛が逆に結婚を近付けた! 交際条件は「結婚を前提に」
アニメという趣味ですっかり意気投合した2人は、連絡先を交換してさらに仲を深めていきます。
しかし、婚活パーティーで出会ってから数日後、彼からある真実を打ち明けられることになりました。実は彼の住まいは新幹線で4時間かかる地方。東京に帰省した際、地元の友達に約束をドタキャンされ、思いつきで婚活パーティーに参加していたのです。当然、カップリングすることも彼にとっては予想外でした。
それを聞いて永井さんの頭に浮かんだのは「もし付き合うなら、結婚を前提にした付き合いでないと遠距離恋愛は無理」ということ。その気持ちを正直に伝えてみたら「それでもいいから、付き合ってほしい」と彼から本気の告白を受けることになったのです。
遠距離恋愛ではあったものの、お互いに結婚を前提にした真剣な気持ちで付き合い始めた2人。トントン拍子に話が進むことになり、なんと出会いから1年未満で見事にゴールイン。結婚してすでに5年が経った今でも、趣味の合う彼と仲良く結婚生活を送っているそうです。
それまで「結婚したい」という思いを告げると彼氏に逃げられてきた永井さんでしたが、男性側も「結婚したい」という確かな思いを持っている婚活パーティーでお相手を探したことで、結婚というゴールにたどり着くことができたのでした。
永井さんのように「結婚」という同じ目的を持つ男女が集まる婚活パーティーを利用すれば、恋愛結婚よりも成婚率が高くなるかもしれません。
やけくそで探した婚活パーティーで出会い、すぐに結婚に至った永井さん。今では2人のお子さんに恵まれ、とても幸せそうな笑顔で旦那さんとのなれそめを明かしてくれました。