同棲・新婚を始めると「好き」だけではいられない!
誰かとお付き合いをして交際期間が長くなると、「いつかは結婚しよう」「一緒に暮らしたい……」という話が出てきてもおかしくありません。
しかし、生活を共にするとなると、「好き」という気持ちだけでは解決できないあまりにも現実的な問題が伴います。起床時間から始まり、ご飯の内容、金銭感覚など、あらゆる場面で2人の価値観・考え方の違いが浮き彫りになってしまう恐れがあるのです。
実際、オウチーノ編集部が実施した「同棲ストレス実態調査」によると、調査カップルの57.2%が同棲生活で「ストレスを感じていた」と回答。特に女性は、「いつもストレスを感じていた」「たまにストレスを感じていた」と回答した人が、合わせて66.9%に上りました。
これは同棲を始めたばかりのカップルに限った話ではないでしょう。幸せな新婚生活をスタートさせた夫婦にとっても、新しい生活を始めるという意味で、同じような問題を抱えることになると考えられます。
同棲・新婚生活で気になってしまう相手の嫌なところとは?
このように同棲・新婚生活によってストレスを感じるカップルが多いわけですが、一体、彼・彼女らは相手のどういった性格・行動にストレスを感じているのでしょうか。
同調査によると、「相手の生活様式に対して」ストレスを感じたと答えた人が最も多く、全体の33.7%。男女別に見ても最も多かった回答です。
次に多かった回答は、男性では、「相手の時間感覚に対して」が18.6%、女性は「相手の金銭感覚に対して」が16.2%。これらの結果から、男性は相手の時間感覚に、女性は相手の金銭感覚に対してイライラしてしまう傾向にあることが見てとれます。
ストレスを感じたときの解消法。発散して、いつまでも仲のいい2人で
実に半数以上がストレスを感じる同棲生活ですが、決してネガティブなことばかりではないようです。
同調査では、「同棲解消を考えたことはありましたか?」とも質問していますが、「同棲解消を考えたことがない」と回答した人は全体の75.9%にも達しました。しかも、同棲に「ストレスを感じていた」と答えた回答者の間でも、60.4%はストレスを感じながらも「同棲解消を考えたことがない」と回答していたのです。
このことからストレスを感じても、相手に対する愛情が勝るのでしょうか、同棲生活を解消するという結論に至る人は少数派だということが分かります。
とはいえ、ストレスによって、無駄に2人の仲が悪くなってしまうのは考え物。上手にストレスを発散させる必要がありますから、最後に効果がありそうなストレス解消法を取り上げましょう。
同調査によると、同棲生活で感じたストレスの解消法として挙げられたのは、女性は「ショッピングに行く」(16.5%)、「外食する、美味しいものを食べる」(15.6%)が多く、男性では「寝る」(15.4%)が最多で、次に多かったのは女性と同じく、「外食する、美味しいものを食べる」(13.8%)でした。
相手に対してストレスを感じたときは、こういった方法などでリフレッシュして、相手の素敵なところを探すように努力してみること。そんな姿勢が同棲・新婚生活を始める上で、必要になってくるのかもしれません。