結婚したら一緒に寝る? 夫婦の寝室、どうすべき?
「幸せな夫婦なら、必ず同じベッドに寝るものだ」と思っている方も多いのではないでしょうか? 確かに、理想はそうかもしれません。しかし、体質や体型の違う2人が同じベッドに寝て、どちらも熟睡できるとは限りません。
どちらかのいびきや歯ぎしりがうるさかったり、寝相が悪かったり、エアコンの温度調節でもめたり……。同じベッドで寝ているがために、夫婦仲が悪くなるなんていうケースも見受けられるようです。
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5年、10年が区切りになって別寝室派が増加へ
ところで、世の中の夫婦は、どれくらい同じ寝室・ベッドで寝ているものなのでしょうか。 引越し侍が既婚女性を対象に行った「夫婦の寝室に関する調査」によると、「旦那様と同じ寝室で寝ている」と答えた女性は、結婚1年目が94%と非常に高い割合でした。ただし、4~5年目で89%に下がり、6~10年目では80%に下がっています。
10年の壁を超えた夫婦は、その後もずっと同じ寝室で眠り続けるようです。11~20年目は65%、21年以上も64%とほとんど変わりませんでした。
どうやら世間の夫婦は、初めは同じ寝室で眠るものの、5年を過ぎたあたりから別々に寝るようになるようです。ただし、10年間一緒に寝ていた夫婦は、その後、寝室が分かれることはほとんどないようです。
(引用:引越し侍/エイチーム)
「少なくともベッドを分けたほうが幸せ」との研究報告も
仲の良い夫婦であり続けるためだけではなく、健康で長生きするためにも「夫婦は一緒に眠らない方がいい」と提唱している研究家もいます。
(引用:Daily Mail Online)
英サリー大学睡眠研究所のニール・スタンリー博士は、「もし一緒に寝ていて、よく眠れているのならそれでいい」とした上で、「ただし、熟睡できないと感じているのなら、思い切って別々に寝るべきだ」とコメントしています。
熟睡できないと身体的にも精神的にも、さらには感情的にも悪影響を受けます。夫婦関係が危うくなるだけではなく、脳梗塞や心臓病のリスクを高めるとスタンリー博士は考えているようです。
どちらかのいびきがうるさいといった問題もあるようなら、ベッドを分けるだけではなく、寝室も分けた方がいいとスタンリー博士は提唱しています。
どうやら「一緒に寝た方がいいのかどうか」は、夫婦ごとに変わってくると言えそうです。もしも「よく眠れていないな」と感じたら、夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。幸せな夫婦でいるためにも、最適な決断を!
(image by:mislav-m、Rachel.Adams)