賃貸vs購入:新婚生活に向いているのは? ライフスタイル面で比較

賃貸vs購入:新婚生活に向いているのは? ライフスタイル面で比較

結婚して迎える2人の新婚生活。中にはどちらかの両親と同居する夫婦もいるでしょうが、まずは双方にとって通勤の便がいいところで部屋を借りてスタートさせる夫婦が多いのではないでしょうか。

そうして始めた新生活が落ち着いてくると、考え始めたいのは「終の住処」をどうするのかということ。一戸建てにするのか、マンションにするのか。ずっと賃貸で暮らしていくのか、それともどこかのタイミングで不動産を購入するのか。1度くらいは夫婦2人で早めに話し合っておいた方がいいでしょう。

筆者自身、住まいのことについては結婚を意識したころから妻と話し合い、ある決断を下しました。今回の記事では筆者のケースも紹介しつつ、あまり金銭面の比較はしないで主にライフスタイルの面から、賃貸と購入のそれぞれの利点・欠点を考えてみます。

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新婚生活スタート。あなたは賃貸と不動産購入、どちらを選ぶ?

あなたは賃貸と不動産購入、どちらを選ぶ?

結婚して迎える2人の新婚生活。中にはどちらかの両親と同居する夫婦もいるでしょうが、まずは双方にとって通勤の便がいいところで部屋を借りてスタートさせる夫婦が多いのではないでしょうか。

そうして始めた新生活が落ち着いてくると、考え始めたいのは「終の住処」をどうするのかということ。一戸建てにするのか、マンションにするのか。ずっと賃貸で暮らしていくのか、それともどこかのタイミングで不動産を購入するのか。1度くらいは夫婦2人で早めに話し合っておいた方がいいでしょう。

筆者自身、住まいのことについては結婚を意識したころから妻と話し合い、ある決断を下しました。今回の記事では筆者のケースも紹介しつつ、あまり金銭面の比較はしないで主にライフスタイルの面から、賃貸と購入のそれぞれの利点・欠点を考えてみます。

賃貸の利点:出産、転職、介護など、人生の変化にも柔軟に対応可能

賃貸の利点

住まいを賃貸で済ませる最大の利点は、何と言っても柔軟性でしょう。「転職・転勤した」「親の介護が必要になった」「子供が生まれて部屋数を増やしたい」「子供を名門の学校に通わせたい」「不景気が続いて収入が減ってきたから、生活費を切り詰めたい」など、さまざまな変化に対応しやすいところが利点です。

また、「もっと新しくて、きれいな部屋に住みたい」と思ったら、2年ほどで訪れる契約更新のタイミングで、比較的気軽に引っ越せるのもメリットの1つでしょう。

賃貸の欠点:子供が増えるほど狭まる選択肢

子供が増えるほど狭まる選択肢

ただし賃貸を選んだ場合には、DINKS(共働きで子供をつくらない夫婦)向けの1LDKや2LDKあたりの物件はそれなりにそろっているでしょうが、子供を2~3人育てるのに適した3LDK以上の間取りの物件がどれだけあるか、不安が残ります。

子だくさんの家庭を築きたいのなら、2人にとって最初の新居を選ぶ段階から「10年後の家族構成になっても、希望条件を満たす物件が住みたいエリアにあるかどうか」という視点を持ち、あらかじめ調べておいた方がいいと思います。

もう1つ、賃貸の場合は、設備が故障・老朽化したときの対応が厄介です。

賃貸物件に住んでいる筆者自身、リビングのエアコンがそれなりに古くなり、「リモコンでOFFにできない“ときがある”」「明らかにエアコンの効きが悪く、涼しく/暖かくならない“ときがある”」という微妙な問題が発生しました。そこで管理会社に相談してみたのですが、業者が派遣されてきたときに限って問題なく動作し、修理・交換してもらえませんでした。結局、こちらの判断・負担で勝手に取り替えていいものか不安があり、リビングのエアコンをほとんど使わずに一冬を過ごした経験があります。

購入の利点:こだわりの住まいを形に。自由度が高い

こだわりの住まいを形に。自由度が高い

一方、不動産を購入する場合の利点と言えば、自分たちのこだわりを現実のものにしやすいところではないでしょうか。

植物を育てたいのなら、やはり庭付きの一戸建てにしたいところ。愛車をしっかり手入れしたいのなら、専用の車庫を持ちたいところです。

一戸建てではなくマンションを購入する場合でも、分譲マンションには最新設備がそろっている可能性が高いです。食器洗浄機付きのキッチン、靴をたくさん並べられるウォークインシューズクローゼットなど、賃貸ではなかなかお目に掛かれない便利な設備のある暮らしを楽しめます。

購入の欠点:やはり無視できない金銭面の負担

無視できない金銭面の負担

しかし、不動産を購入するとなると、どうしても気になるのが資金の問題です。今回の記事では詳しく触れませんが、ローン返済に追われる覚悟が必要になります。

また、不動産を買ったらローンを返すだけでは済まず、固定資産税や都市計画税、それに設備が老朽化したときの修繕費なども負担しなくてはいけません。

もっと言えば、ライフスタイルの変化に応じて引っ越せる賃貸と違い、そう簡単には引っ越せなくなるところも不動産物件を購入するデメリットと言えるでしょう。

このように賃貸と購入の利点・欠点を考えていくと、無難な結論になってしまいますが、自分たちの状況に合わせて、ケースバイケースで判断していくしかないようです。

参考までに、筆者が検討を重ねた末に選んだ判断は、不動産を購入することでした。現在の住まいは、東京都心部まで電車で30分ほどのエリア。50㎡ほどの2LDK物件で毎月の家賃は13万円です。大雑把な計算ですが、このエリアで一戸建てを購入すると、同程度の毎月の支払額で100㎡ほどの住居に済むことができるようになります。

同程度の金額で、倍の広さ。それなら多少無理してでも、早めに不動産を買った方がいいと筆者は判断し、半年以上にわたって希望条件に合う物件が出てくるのを待っているところなのです。

References :
賃貸vs購入:新婚生活に向いているのは? ライフスタイル面で比較