ついに始まった共同生活。家事分担どうしてる?
結婚して同居を始めたら、家事分担を決めていくことになります。世の中の夫婦がどんな風に家事を分担してトラブルを避けているのか、気になりませんか? また、「夫がやってくれて助かる」と多くの妻が思っている家事とは何なのでしょうか?
いくつかの調査結果から、「理想の家事分担」と「家事分担のコツ」を探っていきましょう。
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理想の分担比率は夫3割、妻7割?
国民生活産業・消費者団体連合会が20代後半から30代の子育て中の女性に「理想の家事分担」を聞いた調査によると、日常の家事分担について“理想”は夫30.0%、妻70.0%の比率だそうです。
しかし、“現実”は夫14.1%、妻85.9%と、16ポイント近い差がありました。特に子育て中の妻たちは、「理想の半分しか、夫は家事をしてくれない」と思っているようです。
さらに、「夫は家事を全くしない」という回答も、17.7%もありました。
これは専業主婦と共働きの主婦が半分ずつ回答したデータです。子育てと仕事の両方を抱えた主婦なら、夫に家事の半分はしてほしいと思っているかもしれません。
夫担当が多いのはゴミ出し・お風呂掃除。意外と掃除・料理を任せるのが吉!?
それでは世の中の夫たちが任されている家事にはどんなものがあるのでしょうか? キャリア・マムが運営する「主婦と消費行動研究所」による調査では、一番多いのが「ゴミ出し」(63.4%)でした。朝のバタバタしているときに、すっぴんで外に出たくない主婦にはとても助かりますね。
続いて、2人に1人以上が手伝っているのが、「お風呂掃除」(57.0%)と「食器洗い」(51.1%)。3人に1人以上が手伝っているのが、「掃除機をかける」(38.2%)、「食材の買い物」(37.2%)、「休日の料理」(36.2%)、「洗濯物を干す、取り込むなど」(35.6%)、「大掃除」(34.0%)という結果になりました。
また、「掃除を夫に任せて正解」と考えている主婦が42.6%もいるそうです。「ソファを動かすなど、すみずみまで掃除機をかけてくれる」、「ベランダや窓、風呂掃除は、ピカピカにしてくれる」といった声が上がっていました。掃除は意外と力や身長が必要なので、夫が分担してくれると妻たちの満足度が高いようです。
20.8%が「夫に任せて正解」と思っている家事に、“料理”があります。BBQやキャンプ料理など、男性が活躍する場面での料理のほか、重たい中華鍋をふるっていたり、魚を上手にさばいたりする姿を見て、妻は感心しているようです。
夫に家事をやってもらう“4つのコツ”とは?
働いている妻たちの中には、家事や育児を「手伝うよ」という夫の言動にイラッと来るという人も。「手伝うよ」という言葉の裏に、「家事は妻がやって当然」という気持ちを感じるからですが、怒られた夫は意味が分からず、すねてしまうでしょう。
それでは、夫に「家事はシェアするもの」という意識を持ってもらう“コツ”はあるのでしょうか? 2014年10月8日に放送されたNHK総合『あさイチ!』では、こんなコツが紹介されていました。
【コツ1:動ける人が動く】
家事の分担表を作るのではなく、臨機応変に「動ける人が動く」のが良いそうです。
【コツ2:やるべきことをリストアップ】
ホワイトボードにその日にやる家事の一覧を書き、やったものにはチェックをしておくと、連携を取って家事をこなしやすくなるのだとか。
【コツ3:ゲーム感覚で楽しむ】
家事が1つ終わるとハイタッチをしたりと、家事をゲーム感覚で楽しむのもコツだそうです。
【コツ4:週に1度の夫婦会議】
夫婦会議で話し合うことは、“どういう家族でいたいか”について。家族として大切なことを話し合い、それを実現させるために、どうやって家事を分担するのがいいのかを決めていくのだそうです。「まずはぶつかる。夫婦できちんと話し合ってみることが大事」とのことでした。
円満な家庭を築けるようにこうした情報を参考にして、夫婦間の家事分担について1度しっかり考えてみてはどうでしょうか。
image by:kevinschmitz ,carlosnxspics