60年連れ添った妻から届いた最期のラブレター

60年連れ添った妻から届いた最期のラブレター

健やかなるときも病めるときも……。いくら永遠の愛を誓ったとしても、悲しいことに夫婦はどちらかが先に旅立つことになります。最愛の夫を残し、83歳で他界した彼女が残したあるメモが話題になりました。

60年間連れ添った夫婦。彼女は認知症に

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アメリカに住む83歳のビリーさんは、周りの人たちの顔も忘れてしまうほど認知症が悪化し、病院に入院していました。夫のジミーさんは毎日お見舞いに行き、献身的にビリーさんの看病を続けたそうです。

そんなジミーさんに最期まで見守られ、ビリーさんは穏やかに旅立っていきました。周囲の人たちは、60年ほど連れ添った妻を亡くして深い悲しみに暮れるジミーさんに、かけられる言葉が何もなかったといいます。

遺品の中から見つかった最期のラブレター

後日、ビリーさんの遺品を整理していたとき、小切手帳の中に1枚のメモが入っていることに気づきました。そこに書かれていたのは、夫・ジミーさんへ宛てた妻・ビリーさんからの次のメッセージでした。

「私が死んでも泣かないでください。私は生きていたんだから、笑って! 私が幸せだって知っているでしょう? また会えるって知っているでしょう? あちらで会いましょう!」

認知症だったビリーさんが、このメモをどのタイミングで書いていたのかは誰にも分かりません。しかし、これは紛れもなく、最愛の夫に残した最期のラブレターだったのです。

結婚とは素晴らしいもの

近年、結婚に損得勘定を持ち込むドライな考え方の人が増えているそうです。ときには、「結婚はコスパが悪い」などという意見も聞ききます。

しかし結婚に、物質的なものや経済的なものよりも、心のつながりや安らぎ、そして愛する人との未来を求める人たちも多いです。

最期まで寄り添いたい。そしてその後も最愛の人と一緒にいたい――。そんな相手と巡り合えたジミーさんとビリーさん。「結婚とは何か?」を考えさせられる夫婦のエピソードでした。

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