結婚するとカップルはどう変わるのでしょう。恋人と夫婦の違い、結婚の良さとは何でしょうか。日本の離婚率は上昇し続け30%にまで達したと言われています。こうした時代に、結婚前に心得ておくべきことを考えてみましょう。
結婚すると見えてくる? 「恋人と夫婦」「恋愛と結婚」の違い
「結婚したら、相手の言葉遣い、態度、思いやり、スキンシップなどが味気なく感じられるようになった」という話を聞いたことはないでしょうか。
少し前に恋人と夫婦の違いについて書かれたメモがツイッターに投稿され、的を射ていると反響を呼びました。
そのツイートは現在、非公開になっていますが、恋人とは「ときめきをくれる関係」「不安との戦い」「快楽」「自由な関係」「夢」「相手に完璧を求めること」「他人」などとあり、夫婦とは「信頼と安心をくれる関係」「不満との戦い」「忍耐と寛容」「運命共同体」「現実」「相手が不完全であることを認めること」「家族」など、2人の関係を恋人と夫婦とで対比させながら一言で表した15項目が記されていました。
結婚後はなぜ、ときめきや夢がなくなり、不満を感じてしまうのでしょうか。幸せな関係を保つために、結婚前に心得ておくことを考えてみましょう。
結婚前に心得ておくべき3カ条
ツイッターのメモも参考にすると、結婚する上で大切な3カ条の心得が浮かび上がってきます。
- 「完璧を求める」ではなく「不完全であることを認める」
- 「自由な関係」ではなく「運命共同体」になる
- 「夢」ではなく「現実」を見せられる
恋愛は自分の理想の相手を探し求め、理想とは異なるところに気が付いたら次を探すことができました。けれど結婚後は、そうするわけにはいきません。
日常生活を共にするようになると、それまで気付かなかった相手の生活習慣や考え方の違いがどうしても目に付くようになり、衝突を生むこともあります。
互いに不完全な存在と認め、多少のことは許す気持ちが大切です。
夫婦は「車の両輪」にたとえられます。2つのうち、どちらを欠いても役に立たないほど密接な関係にあるという意味です。
夫婦になると恋人時代とは異なり、経済面でのやりくり、子育て、親の介護などのさまざまな困難が待っています。それらを乗り越えて行くためには、夫婦の協力が欠かせません。
自分の役割をきちんと果たすという意味での我慢や、相手への感謝が必要になります。
夫婦生活は「夢」ではなく、「現実」を直視させられます。それでも変わらぬ仲を保つために、相性の合う相手を選ぶことが大切です。
日本人の離婚原因の上位を見ると、性格や価値観、金銭感覚、さらには体の相性なども重要な要素に挙げられます。
身近な出会いのほか、今の時代に合ったさまざまな出会いを提供している婚活サービスを利用して、検索機能で気が合いそうな相手を探してみたり、相性チェックのツールを利用するなどして性格や価値観が合っているかをチェックしてみたりするのも良いでしょう。
やはり結婚は素晴らしい
夫婦の幸せとは何でしょうか? 結婚式の華々しいイメージだけでは想像できないことが、結婚後には待ち受けています。
家族での楽しいイベントだけではなく、経済面での問題や親との関係などの大きな試練もありますが、そこを共に乗り越えることでまた深い絆も育まれるのです。
パートナーを丸ごと受け入れ、共に苦労することに感謝できれば、恋人時代と変わらぬ、あるいはそれ以上の幸せを実感できるのではないでしょうか。