100人に会った経験をレポート。婚活本『3年恋人なしの私が3カ月で結婚をつかんだ婚活』
交際相手が3年間いなかったというフリーアナウンサーの中島彩さん。彼女は2015年1月に「3カ月で100人の独身男性に会い、3カ月後の4月25日に公開プロポーズをして結婚する」という東スポWeb上の企画に参加しました。
なんとその結果、この企画で出会った男性と本当に結婚し、お子さんも産んだのです。そんな経験をレポートした婚活本『3年恋人なしの私が3カ月で結婚をつかんだ婚活』(講談社)が出版されました。
中島さんは会った100人の男性をブログに記録。それを婚活本としてまとめた内容となっていますから、非常にリアルなレポートに仕上がっています。
章タイトルも「これが私の『戦う!婚活スタイル』」「初対面でも『近づく!コミュ力』」「やってはいけない『NG行為』」「最終ジャッジ『心を決める』」などとなっていて、婚活女性に役立ちそうなノウハウが記載されていることが分かります。
「3カ月で100人と婚活」は妥当? 一般的な婚活期間は
「3カ月で100人の独身男性に会い、3カ月後にプロポーズする」という中島さんの婚活スタイル。これは一般的な婚活のスタイルなのでしょうか。
実は、お見合い中心で婚活した場合、成婚までにお見合いした回数は年齢にもよりますが10~20回程度なのだそうです(IBJ婚活総研調べ)。さすがに100人とお見合いする人はほとんどいないようですが、お見合いパーティーなら1回の参加で多くの異性と出会えますから、評価しづらいところです。
ただし100人という数はともかく、3カ月という期間は比較的妥当なものなのかもしれません。IBJが実施した「プロポーズに関する意識調査」によれば、お見合い結婚のプロポーズは交際してから3カ月以内にされたいと答えた人は、男性で27.5%、女性で37.8%(※「1カ月以内」と「3カ月以内」の回答を合わせた数字)。3カ月以内ではなくとも「半年以内」が望ましいと考えている人は男性で47.0%、女性で47.5%でしたので、男性も女性も8割前後が交際から半年以内にはプロポーズに至りたいと考えているようです。
また、中島さんのように女性からプロポーズするのが「アリ」か「ナシ」かと尋ねた質問では、男性の52.2%が「アリ」と回答。中島さんの婚活スタイルは、かなり現実的なものだったようです。
100人婚活のレポート。100人と会って分かったことは?
3カ月で100人と出会うため、中島さんは例えば合コンに参加するときにも、声を掛けられたら気軽に参加するのではなく、参加するにしても事前に幹事へ「結婚相手を本気で探している」と男性たちに伝えてもらうように頼んでいたそうです。
また朝の時間を使って、仕事前にデートすることもあったのだとか。「仕事前にデート!?」と驚く人もいるでしょうが、それがやってみると意外と頭が冴え、短い時間で的確な意見交換ができるので有効だったとも振り返っています。
そうして3カ月と婚活期間を区切って時間の使い方を工夫したことで、結婚したいと思える男性を効率的に絞り込めたのだとか。
また中島さんは「100人の男性と会う」と決めたことで、「オタクは嫌だ」「太っている人は避けよう」といった制限を取り外そうと考えました。それまで避けていたオタクの男性たちと実際に会ってみると、真面目で思考力や分析力がある人が多く、人間観が変わったと婚活本でレポートしています。
中島さんは「どういう人が好きか」と聞かれたら、いつも「本気で結婚したい人なら誰でもいい」と答えることにしていたそうです。中島さんのように婚活相手の対象を広げてみて、期間を区切って少しでも多くの相手と会ってみること。それが婚活を成功に導く近道になるのかもしれませんね。