【実話】正直諦めてたよ…35歳バツイチの兄貴が結婚出来た理由（1/3）

まずは私の自己紹介。サッカー日本代表の本田圭介と同級生の29歳の男です。スペックは体重も身長も中の中。顔はどちらかというと、塩顔であまり印象の無い顔。仕事は東京でWeb関連の仕事をしていて、自身の結婚は予定よりかなり早めで、23歳に結婚し1歳年上の妻との間に3歳の子どもがいます。

そして今回主役の兄貴は20代後半くらいで一度結婚をして、3～4年後には離婚を経験。決してイケメンでないが、人当たりがよくコミュニケーション能力がそこそこある私の兄貴です。

首都圏に住んでいれば再婚は普通で世間の抵抗も少ないですが、田舎に住んでいる兄貴にとって再婚はかなりハードルが高いものです。さらに私同様、イケメンやお金持ちでないので再婚の難易度はさらに増しています。

ということで、私含め家族も兄貴の再婚は無いだろうと正直諦めていました。

野球大好き、ガキ大将みたいな兄貴

兄は小さい頃から野球が好きで、私は兄のキャッチボール相手をしていました。（正確に言うと強制的に駆り出されてた。が正しいかもしれないです。）

兄とは5歳差あるのですが、小さい頃の5歳差はとても大きいもので、兄貴が投げたボールはめちゃくちゃ早く感じ、おかげで同年代のピッチャーが投げる球をハエが止まるほど遅く感じました。

それは高校野球まで恩恵を受けることができ、1年でレギュラーになったり、打率5割で地区では名が通ったプレイヤーとして活躍させてもらえるほどでした。

小さい頃に兄貴とケンカすると、常にフルボッコでひどい兄貴でしたが、それを超える恩恵をもらっていたので今では兄貴の存在にとても感謝しています。（今では仲が良いですよ。）

幸せな結婚生活から一転、仕事の関係で夫婦仲も悪く

そんな兄貴が20代後半で結婚！　兄貴の結婚は自分のことのように喜びました。奥さんもいつもニコニコしていて常識があって雰囲気も良さそうな人でした。なので私も家族も兄貴をもらってくれてありがとう！という思いでした。

兄貴夫婦とは実家帰省の時に、年2～3回会う程度だったが離婚って感じは全く感じませんでした。けれどもある時を境に水面下では二人のすれ違いが発生していたようです。男兄弟なので詳しく話を聞けていませんが、話の断片から離婚の原因は２つあったように思えます。

兄貴の転職で一時的に収入ダウン

仕事ができる奥さんだったので奥さんのほうが稼ぐ現象が起きて、　苦しいときに支えるというよりは、奥さんが世間体を気にしていくうちに夫婦仲が悪くなっていった。

嫁いでもらったつもりが実際はそうではなかった

お互いの実家のことや両親のことなど、今後のことについて明確にせず、そのあたりは今後に追々決めていこうということで結婚。兄貴は長男ということもあり実家を継ぐという責任感が人一倍ありましたが、一方、奥さんはその気がなく、今後の将来が描けなくなっていった。

兄貴離婚。俺だけでなく、家族も心配に。

離婚する前の1年間は実の家族と話してもケンカが起きるくらい、かなりギクシャクしていた時期がありました。後から分かったのですが、この時、兄貴は離婚の話のこともあったり、その影響で仕事も上手くいかず、2度目の転職で慣れない職場など、かなり自分で色々と抱え込んでストレスがMAXだったようです。
　
離婚してしばらく経って、色々なストレスから解放されたせいか、兄貴の表情が明るくなり実の家族とも普通に話せるまでに戻りました。精神的なところが解放されただけでも離婚して良かったと今は思えます。

ただ前に書きましたが、兄貴は長男で責任感が強く、実家を継がなければという想いは離婚後も強く持っていました。そのため再婚したいという思いは常にあったのですが、良いご縁がなく月日が流れるだけでした。それは両親も口には出していませんが、同じことを思っていたのかもしれません。