惜しまずお金をかけるべき、3つの使い道

惜しまずお金をかけるべき、3つの使い道

お金を賢く使うべきところに使い、暮らしを豊かにするフランス人

最近、ヒットした書籍に『フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~』があります。

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タンスからあふれ出しそうなほどたくさんの服を持っていたアメリカ人の著者がパリに留学したら、下宿先のフランス人マダムが少ししか服を持っていないことに驚いた。けれど、その服は選りすぐった良質な服ばかりで、マダムは上手に着こなし、充実した毎日を過ごしている――。

そんな驚き・気づきがまとめられた書籍ですが、服以外にも良質なものに絞ってお金を使うことで、生活をより豊かにすることができるものがあります。どのようなものにこそ、お金を使うべきなのか、いくつか具体例を挙げていきましょう。

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長時間利用するものは高くても“安い買い物”に

筆者自身の体験として、「高級品を買ってよかった」と思うのは椅子です。仕事柄、1日の大半を椅子に座って過ごすのですが、姿勢が悪く変な箇所に負荷を掛けてしまうからか、1万円ほどの椅子を買っても1~2年経てばボロボロに。また次の椅子を探すというサイクルを繰り返していました。

けれど、思い切って10万円する高級椅子を購入したところ、5年経っても壊れる気配なし。座っている姿勢も快適で、「お金を使うべきもの」として真っ先に思い浮かぶアイテムです。

同様に、仕事に使うノートパソコンは安いものよりも高級品の方が処理速度は速く、待ち時間を減らせて仕事が捗るため、高級品を買っても“安い買い物”になるでしょう。あるいは毎日の通勤に自転車を使っているのなら、スピードの出ないママチャリをやめて本格的なロードバイクなどに切り替えることで、毎朝・毎晩の通勤時間が快適になり、数分ずつであっても毎日の通勤時間を減らせるようになるかもしれません。

そのように、日常生活の中で長時間利用するものほど、お金を惜しまずにいい品物を購入するべきではないでしょうか。

身体・健康をつくり、生涯の思い出になる食事

生涯の思い出になる食事

もう1つ、お金を賢く使うべきなのは食事です。

ファストフード中心の食生活を続けた人と、多少は高くても野菜・果物などを含んだ食事をする人、どちらの方が健康でいられる可能性が高くなるでしょうか。当然、後者の方が健康的な日々を過ごせて、寿命も長くなるはずです。

1度体調を崩してしまうと、数日間は生産性が低下し、仕事の成果に悪影響が及びます。アルバイトやパートなどをしている人なら、仕事を休んでしまうと実際に収入面で数千~数万円は違ってくることでしょう。

また、「時間はお金で買えない」とも言われていますが、健康的な食生活を心掛けることで、寿命が長くなります。「時間はお金で買える」ようになるのです。

さらに、旅先や家族・友人との食事にも、お金を賢く使いましょう。

外国に旅したときに現地で味わう名物料理、家族との記念日にちょっと高級なレストランで楽しむコースメニュー、友人の結婚・昇進などを祝うために訪れた趣のあるお店で提供された贅沢な一品など、「そういえば、あのとき、あんな料理を食べたな」と思い出せるような食事には惜しまずお金を使うべきです。

料理の味などを楽しめるのはその場限りでも、いい思い出が残れば、その先の人生でふとしたきっかけで思い出し、幸せなひとときの思い出が何度もあなたを幸せな気分にしてくれるはず。思い出の価値もプライスレスなのです。

このように、長い目で見れば確実に“安い買い物”になるもの、お金では買えないものなどには、ケチらずお金を使いたいものです。そうすることで、あなたの暮らしをより豊かにすることができるのではないでしょうか。

References : Amazon , Lifehack
惜しまずお金をかけるべき、3つの使い道