結婚式は女性だけのイベントではないと心得て
「結婚式は女性のために開くもの」という意識を持っている男性が多いそうです。確かに、女性の方が結婚式に憧れを抱いているケースが多く、男性はつい「お前の好きなようにしていいよ」などと言ってしまいがち。けれど、実はこの「好きにしていい」という姿勢が大ゲンカの原因になるのです。
自分は良かれと思って発言したつもりでも、新婦から見ると「やる気がない」と判断され、非協力的だと反感を持たれるかもしれません。新郎の真意はどうであれ、新婦の機嫌が悪くなる恐れがあります。
実際、結婚式の準備中にケンカをしてしまうカップルは多いようです。ゼクシィの「結婚準備中のケンカ」に関する調査データを見ると、結婚準備中にケンカしたカップルはなんと68%。そのうち、27%が「結婚を考え直した」ほどで、38%が「結婚を考え直すほどではないが普段より深刻」なケンカを経験しているそうです。
こうしたケンカを防ぐためには、どうすればいいのでしょうか。鍵になりそうなのは、冒頭に取り上げたような新郎の意識になってきそうです。
役割分担をはっきりさせるとケンカになりにくい
ケンカの原因に一番なりやすいのは、新郎の非協力的な姿勢や「結婚式が特に楽しみではない」といった消極的な態度にあります。
すべての準備・判断を新婦に任せないようにして、あなたが担当できる部分は積極的に受け持ってください。ドレスやテーブル周りのビジュアルは、新婦がこだわるケースが多いですが、そのほかの実務的な部分は新郎でも関われるはず。例えば結婚式の最中にかける音楽やビデオの編集、席次表の作成などを進んで受け持つのがオススメです。
また、結婚式について特に希望を持っていなくても、時折、自分の希望を新婦に伝えるようにしましょう。「2人で楽しく結婚式の準備を進めている」というムードを盛り上げていくことが大切です。
しっかりとお互いの役割を明確化して、自分も結婚式を楽しみにしていることを新婦に示すことで、「新郎も結婚式の準備に協力的」という姿勢を印象付けましょう。そうすることで、かなりの確率でケンカを回避できるはずです。
うやむやではダメ! 金銭面はしっかり話し合いを
新郎の意識・姿勢といった問題と同じくらい、ケンカの原因になりそうなのが結婚式にかかる費用です。
当たり前ですが、結婚式にはお金がかかります。だからこそ、金銭面で非常にもめやすい状況になると心得ておいてください。
「自分がつくったリングピローやブーケなどを使いたい!」といった理想を抱いている新婦も多いでしょう。けれど実は、ハンドメイド品を外部から式場に持ち込むと、追加料金が発生する式場が意外と多いのです。「追加料金がかかるなら、やらなくていいよ……」なんて新郎が口にすると、新婦は一気に不機嫌になるかもしれません。
だからといって「追加料金がいくらかかってもいいから、新婦の希望をすべてかなえてあげよう」と思っていると、見積金額を見たときにビックリしてしまいます。今後の生活のことも考えて、結婚式に使える上限金額をしっかり決めて調整するなど、お金の面はしっかり2人で相談して決めましょう。
ケンカをしたって大丈夫! 結婚生活の糧にしていこう
そのような心構えを持って、いくら相手に気遣いするように心掛けていたとしても、多くの人・時間・お金を動かす結婚式の準備は大変なものです。
時にはぶつかり合うこともあるでしょう。でも、もしケンカをしてしまっても、きちんと話し合って解決していけば問題ありません。
大切なのはお互いの意見を尊重し合い、2人にとってベストな答えを出すこと。ケンカもこれから訪れる結婚生活の糧にしてください。
