婚活・妊活する女性が意識すべき「38歳の壁」とその乗り越え方

婚活・妊活する女性が意識すべき「38歳の壁」とその乗り越え方

「子供が欲しい」と考えて婚活する男性は多いです。できるだけ負担が軽いうちに妊活したいなら、女性は「38歳の壁」を意識して36~37歳で結婚を決めておいた方がいいかもしれません。

婚活パーティーの年齢制限から見える「37~38歳の壁」

婚活パーティーの情報サイトを調べてみると、女性の年齢制限について「29歳まで」「31歳まで」「35歳まで」と記載してあるパーティーが目立ちます。

中には40歳以上の女性も参加可能な婚活パーティーもありますが、そうした婚活パーティーはアラフォーやアラフィフの参加者を集めるタイプのパーティーがほとんど。男性の参加者も高めの年齢設定になっています。

一般的なテーマで開催される婚活パーティーの年齢上限の中で、高めに設定してあるパーティーは「37歳まで」や「38歳まで」。「38歳の壁」を越えて婚活すると、どうしても選択肢が狭くなってしまうことが分かります。

本気で結婚したいなら、プロの知恵を借りよう

ec01d9fc71a073ec715eb745326f5246_m

「38歳の壁」を目の前にして、本気で結婚したいと婚活に取り組むつもりなら、事情に詳しいプロの知恵を借りるのが賢明かもしれません。

お見合いを仲介してくれる結婚相談所の中には、仲人役のカウンセラーがこれまでの経験を踏まえて、「こうすれば結婚できる確率が上がる」といったアドバイスをくれるところもあります。婚活パーティーや婚活サイトを利用するだけでは、第三者からのアドバイスはなかなか得られないものですが、結婚相談所ならカウンセラーが最短ルートであなたを結婚へと導いてくれるのです。

そうした結婚相談所を探すのは難しいことなのかもしれませんが、例えば、こちらの日本結婚相談所連盟の検索機能を利用すると、ご自身の最寄エリアにある結婚相談所を検索できます。経験豊富なカウンセラーがいそうな結婚相談所を見つけて、あなたの婚活の頼れるサポーターになってもらいましょう。

妊活するときにも意識しておきたい「38歳の壁」

もうひとつ、婚活するときだけでなく、妊活するときにも「38歳の壁」を意識しておいた方がいいでしょう。

女性の妊娠率についてまとめたこちらの記事をご覧ください。

日本産科婦人科学会が示した妊娠率・生産率の年齢による推移を見ると、生産率(子供が生きて産まれてくる確率)は30代前半で20%近くあったのが、39歳以降は10%を下回る水準になるのです。

これは母数が「総治療」となっていますので、「1回治療して妊娠/出産できる確率」という意味だと考えられます。38歳前後になってから妊活すると、30代前半で妊活するのと比べて2倍近く苦労する計算になるわけです。

art
妊活に取り組むのなら、こうしたデータを頭に入れて、「できるだけ早くから不妊治療に努める」「苦労することは覚悟してあきらめずに不妊治療を続ける」といった心構えを持っておいた方がいいでしょう。

「38歳の壁」を乗り越えて結婚・出産した人も。本人たちの努力が重要

最近では、女優の遠藤久美子さん(38)が映画監督の横尾初喜さんと結婚し、妊娠中であることを明らかにしました。

女優の永作博美さんは39歳で第1子を、42歳で第2子を出産しています。元プロテニス選手の杉山愛さんが第1子を出産したのは40歳になってからのことです。このように、「38歳の壁」を越えてから結婚・出産した例はいくつも挙げられます。

ただ、永作博美さんは第1子を出産するまで、2度も流産を経験し、不育症の恐れがあると医師から診断を受けたこともあるのだとか。けれど永作さんはあきらめず、自身の冷え性を改善するために入浴・食事に気を付ける、夫婦で安産祈願のお参りをするなど、さまざまな努力をしてきたと報じられています。

つまり、本人たちの努力次第で、越えられない壁はないのです。「壁にぶち当たった」と感じて逃げ出してしまうのではなく、あなたも目の前にある壁を乗り越えるべく、全力で立ち向かってみてはいかがでしょうか。

References : ARTデータブック 2012年
婚活・妊活する女性が意識すべき「38歳の壁」とその乗り越え方