ビッグデータ分析を婚活に活用。データに基づいて婚活の相性判断が可能に?
「ビッグデータ」という言葉を聞いたことがある人が多いと思います。ビッグデータを事業などに生かす試みは、ここ最近、盛んに取り組まれているようです。
そして、ビッグデータを活用する範囲は拡大を続け、ついに婚活でもビッグデータ分析が定着していくのかもしれません。
IBJは2016年1月4日、「ディグラム性格診断」を運営するディグラム・ラボと共同で、婚活総研株式会社(以下、婚活総研)を設立しました。婚活総研では、これまで入手困難だった「結婚」を視野に入れている人たち(婚活会員)のビッグデータをIBJが提供し、それをディグラム・ラボの持つ分析テクノロジーを用いて科学的に分析するそうです。
具体的には、IBJで婚活している男女を対象に、ディグラム診断に基づく相性診断を提供したり、ビッグデータの分析結果を広く世間に発信したりしていくそうです。
相性診断に用いる「ディグラム診断」とは
引用:ディグラム・ラボ株式会社
では、ディグラム診断とは何でしょうか。
これは、人間の性格や傾向を分析するための手法で、ディグラム・ラボが独自に開発したものです。エゴグラムとマーケティングリサーチの手法を掛け合わせ、人間の本音を統計的根拠に基づいて可視化する分析メソッドです。
同社は、「人の気持ちを可視化する」ことを基本理念に調査・研究に取り組んでおり、ディグラム診断は延べ37万人のアンケート調査結果に基づいています。
フジテレビの番組「性格ミエル研究所」では、このディグラム診断を用いて、芸能人に20問の質問を投げ掛けました。その回答を分析して、「女に嫌われる女」「論理性ゼロ」など、芸能人の性格をズバリ指摘した番組内容を覚えている人もいるのではないでしょうか。
性格ミエル研究所のように、ディグラム診断を用いることで、自分の性格・相手の性格を的確に把握できるようになっていくのかもしれません。
ディグラム診断を採り入れることで、婚活はどう変わる?
婚活総研では今後、ディグラム診断によって蓄積されたデータや、IBJが持つ日本最大規模の婚活会員データベースでのアンケート調査結果などを基に、ネット婚活に関するトレンド分析や、婚活や恋愛などについての意識調査、結婚後のライフスタイルに関する調査などを実施し、婚活などに役立つ情報を発信していくとしています。
こうした科学的なアプローチから婚活の精度が高まってくれば、少子化・未婚化といった日本の社会的課題を解決する糸口になるかもしれません。
婚活総研からこれから発信される情報は要チェックです。無料でWebから利用できる20問のディグラム診断もありますので、興味を持った方はぜひ1度、試してみてください。