婚活を始めて迎えた初めてのデート。デート中には服装や髪形だけでなく、意外と食事のマナーを気にする人が多いこと、ご存じでした? お相手の好意を確かなものにするため、食事のマナーをチェックしていきましょう。
キレイに食べられるかどうかで差ができる「魚の食べ方」
食事のマナーの中でも、特に気を付けてほしいのが魚の食べ方です。キレイに食べられるかどうかで、お相手の印象がかなり変わってきます。
魚の食べ方でまず知っておきたいのが、サンマやアジなどの焼き魚の食べ方です。婚活デートでご飯を食べるときに焼き魚が出てきたなら、どんなところに注意すればいいのか、確認しておきましょう。
- 食べる方向
- 下の身を食べる前にすること
- 絶対にやってはいけないこと
上の身は頭の後ろから尾にかけて、腹側の身も頭から尾にかけて、一方向に食べるのが基本です。
上の身を食べ終えた後は、中骨を外してから下の身を食べ進めていきます。
下の身を食べるときに、魚を裏返して食べるのはマナー違反です。婚活やお見合いの席では、絶対にしないように注意しましょう。
焼き魚はこう食べよう。上級者向けチェックポイント
先に紹介したのは、焼き魚の食べ方の基本中の基本。婚活デートでお相手の印象を良くするためには、より上級者のマナーも身に付けておきたいところ。次の点に気を配るようにして、食べ始めから終わりまで「美しいお皿」を保つように心掛けましょう。
- 胸ビレや背ビレを取る
- 中骨に沿って箸を入れる
- 中骨を外すときには懐紙を使う
- 中骨や小骨は皿の隅にまとめる
食べる前には、手前から順番に胸ビレや背ビレを取っておきましょう。外したヒレは、お皿の隅(左上など)にまとめておくこと。レモンやすだちが添えてあれば、絞った後にヒレを集めたところに置いておきましょう。
頭から尾に向かって中骨に箸を入れ、背中と腹側の身を切り離しておきましょう。先に中骨に沿って箸を入れておけば、食べるときに身がはがれやすくなります。
上の身を食べ終わったら、中骨と下の身の間に箸を入れ、中骨を持ち上げます。このとき、箸で尾の骨を折っておくと身から外しやすくなります。さらに懐紙で頭をつかんで持ち上げると、中骨が外しやすくなります。
中骨と頭を外したら、ヒレを置いたところにまとめておきましょう。小骨などが出ても、同じ場所にきれいにまとめておくとお皿を美しく保てます。
男性の中にも女性の中にも、食事マナーにうるさい人はいます。ご飯を食べるときのマナーから育った家庭での教育・しつけの状況が分かると、魚の食べ方を新卒採用試験のひとつとして採用している企業もあるほどです。
箸の持ち方はもちろん、今回ご紹介したように魚をきれいに食べられるかと見られていることもあります。正しいマナーを身に付けて、いつチェックされてもいいように準備をしておくと安心ですよ。