婚活中の女性は結婚相手に「最低でも600万円、できれば1000万円以上」の年収を求めているというイメージを持つ人もいるでしょうが、最近は非常に現実的な年収を稼いでいれば問題ないと考える女性が増えているようです。
年収いくらで結婚できる? 女性が男性に望む最低年収は「300~400万円」
マイナビウーマンが2016年4月に25~35歳の女性に実施したアンケート調査によると、女性が男性に望む「最低限の年収」の第1位は「300万円以上400万円未満」(24.1%)。第2位は「400万円以上500万円未満」(21.7%)で、アンケートに寄せられた「最低限の年収」の平均値を取ると約400万円だったそうです。
さらに「年収にはこだわらない」「200万円以上300万円未満」と回答した女性が、どちらも11.3%存在しました。68.4%と7割近い女性が年収400万円ほど稼いでいれば結婚相手の候補に入ると考えているようです。
高年収よりも働く意欲の方が大切
現在、30代前半の男性が稼いでいる平均年収を調べてみると、438万円だということが分かりました(平成25年 国税庁・民間給与実態統計調査)。女性が男性に望む年収の平均値となった約400万円よりも、若干高くなっているのです。
昨今、定職に就いていても、いつ収入が減ってもおかしくない状況になっています。昭和の時代のように、「夫が一家の大黒柱となって働き、妻は家庭を守ることに専念する」といった生活スタイルが難しくなっていることに、女性も気付き始めているのでしょう。
アンケートから分かった女性が男性に望む「最低限の年収」の平均値と、実際の平均年収がほぼイコールになったのは、「働く意欲さえあれば、平均的な年収で問題ない。あとは共働きでカバーしよう」という考え方を持つ女性が増えているからなのかもしれません。
「結婚できる最低年収はどれくらいか」と悩んでいる男性にとっては、朗報と言えるデータだったのではないでしょうか。
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