ウェディングにかかる費用っていくら？
恋愛・婚活して出会った運命の相手と、2人で一緒に迎える最初の一大イベント。両家ご挨拶、入籍届の提出などもありますが、やはり真っ先に挙がるのは結婚式でしょう。
最近では、結婚式を挙げない「なし婚」、新郎新婦の金銭負担をできるだけ抑える「スマ婚」など、さまざまな結婚式の在り方が登場してきています。それでも金銭的に余裕があるのなら、親族・友人・職場関係者を一堂に集めて、2人の門出を祝ってもらいたいと考えている人は多いはずです。
そのように大勢の人を集めて結婚式を開くのには、一般的に300万円程度のお金がかかると言われています。ただし結婚式にかかる費用は、結婚式のスタイルによって大きく異なります。どのようなスタイルの結婚式を開くと、どれくらいの費用がかかってくるのか。主なスタイルごとに、特徴と相場観について紹介していきましょう。
定番のホテルウェディング：300万円前後
最近の結婚式で定番といえば、有名ホテルを利用して開くウェディングではないでしょうか。
ウェディングでよく利用されるホテルなら、ホテル内にチャペルが備わっている確率が高いです。そこで誓いの言葉・キス、指輪交換などを行ってから、同じホテル内に用意された宴会場などに移動して披露宴となり、さらに親しい友人などを招待した2次会へ、という流れになります。
ホテルウェディングにする利点は、そうした一連の流れをすべてホテル内で完結できること。親戚などを遠くから招く場合でも、主要駅などからのアクセスがよく、同じホテル内で宿泊する部屋を確保できるところも便利です。
そんなホテルウェディングに決めたときに必要な費用は、300万円前後が相場。さまざまなサービスがパッケージになっていてすべてがそろう反面、多少は割高になることを覚悟しておいてください。
日本人なら白無垢を着られる神前式：5万円前後～（挙式のみ）
日本人なら、神社・仏閣で白無垢を着て結婚式を挙げたい――。そう考えている女性もいることでしょう。
実は、意外と費用を抑えられるのが、そうした神社などを利用した神前式。挙式だけの費用なら、5万円前後から数十万円程度に抑えられます。
ただ、その金額を聞いて「安いから神前式で！」と即断即決してしまうのは早計です。着物のレンタルや記念写真の撮影、挙式の後の披露宴などの費用は、基本的にすべて上乗せでかかってきます。最終的に“全部入り”の結婚式を希望すると、ホテルウェディングと比べても、そんなにお安くない金額にまで膨らんでしまうことでしょう。
また、ホテルなどと比べると、神社・仏閣と併設された宴会場などには良くも悪くも歴史があり、設備面では見劣りしてしまう恐れも。2次会の会場手配などの手間も発生してきますから、注意が必要です。
女性の憧れ、チャペルウェディング：5万円前後～（挙式のみ）
白無垢以上に、女性にとって憧れなのがウェディングドレスではないでしょうか。父親にエスコートされ、友人・職場の仲間に祝福されながら、バージンロードを歩く――。そんなシーンを想像したこと、女性なら1度くらいはあるでしょう。
そうしたチャペルウェディングはホテルなどでも実現できますが、街の教会を使ったもっと本格的なチャペルウェディングも、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
その場合も、神社などを利用した神前式と同じように、挙式のみなら5万円前後から利用できるプランが用意されています。
ただし繰り返しになりますが、神社などで式を挙げるケースと同様、こちらも挙式以外のサービスを利用していくと、その分だけ料金がかさんでしまいます。あらかじめ、その点は忘れないようにしておいてください。
アットホームにレストランウェディング：150万円前後
ホテル、神社・仏閣、教会といった施設を利用せず、レストランで結婚式を開くレストランウェディングも、ここ最近になって人気が出てきています。
レストランウェディングの魅力は、何と言ってもおいしい料理。本職である分、こだわりの料理には期待が持てます。
また、神社や教会、ホテルなどよりもカジュアルな空間を会場とすることで、新郎新婦と参加者との距離感が近く、アットホームな雰囲気で進行できる点もレストランウェディングの利点です。後述するブライダル企業の運営するレストランを利用すれば、ホテルウェディングなどと比べても見劣りしないサポートを受けながら、豊富なオプションサービスも利用可能。こだわりのウェディングを実現できます。
レストランウェディングを開くのに必要な金額は、利用するレストラン、オプションサービスの利用具合などによって大きく異なります。しっかりとした式を開きたいのなら、150万円前後を目安にしておいてください。
一生に1度限りの思い出に。専門式場で結婚式：250万円前後
最後に取り上げるのは、結婚式用に貸し切った一軒家で、海の見える丘の上の教会で、映画に出てきそうな西欧風の広大な庭園で――といった新郎新婦のこだわりを形にした結婚式。テイクアンドギヴ・ニーズなどのブライダル企業が運営する結婚式専門の式場を利用するスタイルになります。
こういった専門式場を選ぶ最大のメリットは、人生で1度限りの結婚式で妥協を残さず、最高の思い出にできることでしょう。自分たちのこだわりを伝え、専門スタッフのアドバイス・サポートを受けながら、他にはない唯一無二の結婚式を具現化していく。参加者の印象にも深く残り、「そういえば、○○さんの結婚式は……」と何年経っても話題にしてもらえるかもしれません。
「専門式場というからには、お値段も高くなるのでは……」と心配する人がいるかもしれませんが、ホテルウェディングと比べれば割安の250万円くらいが目安の金額。もちろん利用する施設・サービス・参加人数次第で変動してきますが、それくらいの金額を用意できそうなら、せっかくの機会です。ブライダル企業に1度は相談してみてはいかがでしょうか。
ここまで、主な結婚式のスタイルの特徴と、スタイル別にかかるウェディング費用の目安をまとめてきました。自分たちにとって、そして参加者にとって最高のウェディングと言えるように、しっかり2人で相談・協力し合いながら、結婚式の企画・準備を進めていってください。
