婚活中の女性なら、1度は恋愛成就で有名な神社にお参りしたことがあるのではないでしょうか。けれど、中には「あまりご利益がない……」と感じた方もいるのでは。その原因は、あなたの振る舞いが神様へのマナー違反だったからかもしれません。
遠くの神様より、産土神(うぶすながみ)と氏神(うじがみ)にお参りを
恋愛祈願をするとき、有名な神社を選んで足を運んでいませんか? 「せっかくなら有名なところにお参りを」と意気込んで遠出する人もいるでしょうが、実はその考え方が逆効果になっているのかもしれません。
良縁を結んでくれる神様は、実は身近なところにいます。産土神(うぶすながみ)と氏神(うじがみ)へのお参りも大切なのです。
簡単に言うと、産土神(うぶすながみ)は土地を守っている神様で、氏神(うじがみ)は一族を守ってくれる守護神です。
遠くの神様も悪くはありませんが、生まれた土地の神様や、自分の一族を守ってくれている神様にまずはお願いしてみてはいかがでしょうか。
地元を離れてしまっている人は、現在住んでいる土地の神様でも構いません。初詣などのイベントがあるときだけでなく、散歩がてらに氏神様に恋愛成就をお願いする――といったように、積極的に神様と関わっていくと願いはかないやすくなると言われています。
参道は真ん中を避ける。歩きスマホは絶対にNG
続いては、神社で参拝するときのマナーについて、触れていきましょう。
まず神社に到着したら、参道を歩いて中に入っていくことになります。参道は神様の通り道であるため、真ん中を堂々と歩くのは良くないとされています。神様に敬意を払いながら、できるだけ参道の端を歩くようにしてください。
最近では、スマホを片手に撮影しながら歩く参拝者を見掛けることもありますが、神様に失礼です。イヤホンを付けてのお参りや、帽子をかぶってのお参りも避けてください。
手水で必ず身を清めてからお願いを
参拝する前に、お清めの手水舎には必ず立ち寄ってください。
手水舎で手を洗うのには、神様の前に立つ前に、身を清める意味があります。何もしないのは、お風呂に入らず、結婚相手のご両親に会いにいくのと同じようなものと言えるかもしれません。
神社によって作法は異なりますが、まずは右手に柄杓を持ち、左手を洗います。その後に柄杓を持ちかえて右手を洗ってください。
それからさらに持ちかえ、左手に少し水を受けて口をすすぎ、左手を洗ってください。最後に柄杓の柄を洗い、元の場所に伏せて完了です。
もちろん、濡れた手は清潔なハンカチやタオルで拭いておきましょう。
恋愛祈願の前に、自分のプロフィールを明かそう
相手は神様といえど、初対面でいきなり自分の願望をぶつけるのは失礼です。
本題に入る前に、必ず自分の名前や住所などの簡単なプロフィールを名乗りましょう。近況報告を交えても良いでしょう。「こういう人間です。こんな良縁が欲しいのです」と神様に人柄を知ってもらうことが大切です。
「かなえてください!」ではなく「見守ってください!」と唱える
「恋愛祈願で有名な神社に行ったのに、何もなかった!」と嘆いている人は、ここまでに挙げたマナーを守れていなかったのかもしれません。
もうひとつ考えられる可能性は、自分の欲望ばかりを一方的にぶつけてしまったパターン。自分の利益ばかりを一方的にお願いする人間に、神様は優しくしてくれません。「良縁に巡り会うため、がんばります!」といった謙虚な姿勢を示した方が、神様には好感を持たれます。
神頼みだけで実際に行動に移さない人には、良い運気は巡ってこないものだと心得てください。