恋愛に自信がない“こじらせ男子”の婚活術

恋愛経験の少ない男性は、自分への自信のなさから婚活にもネガティブになりがち。今回は、結婚相談所・IBJメンバーズのカウンセラー・宇田川さんに、こういった “こじらせ男子”の婚活術についてお伺いしました。

恋愛経験が少なくても大丈夫。大切なのは「自信を持つ」こと

私どもの結婚相談所にお越しになる30代後半～40代の男性とお話しますと、「女性と1度もお付き合いしたことがない」という方が決して少なくありません。

そもそも「人を好きになるということが、いまひとつよく分からない」という方もいらっしゃいますし、「アニメなど、2次元の世界が好き」という方など、恋愛経験が少ない理由はさまざまです。中にはとても魅力的な方なのに、「女性と付き合ったことがないから」と変に卑屈になり、婚活に消極的になってしまう方、好きになった女性がいても自分から積極的にアプローチできない方、せっかく女性から好意を告げられても「Yes」と快諾できない方など、恋愛への苦手意識をこじらせてしまい、婚活が上手くいかない“こじらせ男子”もいらっしゃるように感じます。

けれど、「恋愛経験の多い少ない」「恋愛に自信がある／自信がない」といったことは、婚活をする上で、まったく気にすることではありません。

男性には1人1人、必ずその人ならではの素敵なところがあります。私どもは婚活中の男性とお話する中で、「自分のこういったところが魅力になるんだ」と気が付いていただき、自分に自信を持っていただくようにサポートしています。

具体的には、婚活男性と面談するたびに、「前回のお見合いでは、ここが良かったですね」「お相手は、あなたのこんなところに好印象を持ったようですよ」とフィードバックするようにしているのです。フィードバックを繰り返すことで、どんどん自分に自信を持てるようになるんですね。

見方を変えると、弱みも“強み”に。自分の魅力を認識しよう

どうしても「自分に恋愛は無理だ」と自信がない方には、「悪いところばかり気にせず、自分の強みやいい部分をアピールするようにしてください」とお伝えしています。

例えば、「話下手」というのは見方を変えると「聞き上手」とも言えます。そういう個性をお持ちの男性には、お見合いに臨む前に、お相手のプロフィールをしっかり読み込んで、質問をたくさん用意していただくようにしています。女性は、自分の気持ちに共感してくれて、じっくりと話を聞いてくれるだけで、気分がよくなるものです。本当に他愛のないことでも、女性はあなたに好意を持ってくれるかもしれません。

また、会話中に笑顔を増やす、ちょっとしたことにも「ありがとう」と言う、相手を尊重するような表現をする
など、印象を柔らかくするように意識することも大切です。自分にとって一番いい笑顔を練習しておくだけで、実際に会ったときの印象は変わります。そういった小さな積み重ねが、結婚を近づけてくれるのだと思います。