男女の違いを理解しよう。男は火星から、女は金星からやってきた
「どうしても婚活がうまくいかない」「男性/女性の気持ちが分からない」とお嘆きのあなた。ぜひ読んでもらいたい本があります。心理学者のジョン・グレイ氏が著した『ベスト・パートナーになるために ― 男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』という1冊です。
この書籍に記されているメッセージは、すべてタイトルに表れています。「男性は火星から、女性は金星からやってきた別の星の住人であるかのように考え方は違うものだ。だからベスト・パートナーになるためには、その違いを理解した上で愛し合うことが大切」というものです。
そんな同書に記されている男性・女性の違いとはどんなものなのでしょうか。いくつか例に挙げながら説明してみましょう。
男性は解決策を、女性は共感を求めている
まずは1つ目。男性同士、女性同士の話はかみ合うのに、なぜか異性と話しているとかみ合わない……。そういった気持ちになったことはないでしょうか。
その理由は、男女の違いにありそうです。ジョン・グレイ氏によると、男性は誰かから悩みを打ち明けられると、「どうすれば、その悩みを解決できるか」と解決策を親身になって考えようとします。自分の知恵・経験を振り絞り、相手を助けてあげることで「この人は頼りになる」と思われたいわけです。
けれど実際のところ、女性が男性に悩みを打ち明けたとしても、女性は解決策なんて求めていません。女性は自分が置かれている状況の難しさ、つらさを誰かに理解してもらって、「大変だね」「困ったね」と共感してもらいたいだけなのです。
そんな女性から見ると、解決策を考えてアレコレと提言してくる男性は、ただの自分勝手。自分の気持ちを分かろうともせずに、自分の考えを押し付けてくるだけの嫌な男だと思われてしまいます。
1度の大きな愛情表現よりも、小さな愛の積み重ねを
さらに男性が陥りがちな失敗を紹介しましょう。それは、“満塁ホームラン”を狙うこと。女性の誕生日に心のこもったプレゼントを贈れば、記念日にサプライズを仕掛ければ、それまでの失点をすべて取り戻せて「しばらくは何もしなくても大丈夫」と考えがちです。
けれど女性にとっては、どんなプレゼントもサプライズも「うれしいことの“1つ”」でしかありません。“満塁ホームラン”に全力を傾けられるよりも、デートのたびに記念になる品を買ってくれたり、気遣って重い荷物を持ってくれたり、新しく買った服を褒めてもらえたり、といった小さくても「うれしいことの“1つ”」を積み重ねてくれた方が、相手に好感を抱きやすいとジョン・グレイ氏は言うのです。
いかがでしょうか。同書から2点だけエッセンスを抽出して紹介しましたが、このような男女の違い、それぞれが好むこと・嫌がることを同書では多数紹介されています。
冒頭で触れたように「婚活がどうしてもうまくいかない」「男性/女性の気持ちが分からない」と嘆いている時間があるのなら、1度この書籍を手に取ってみてはいかがでしょうか。