「高学歴・高収入の女性は婚活で不利」は昔の話

「高学歴・高収入の女性は婚活で不利」は昔の話

高学歴・高収入な女性は婚活で不利?

男性に高学歴・高収入・高身長という「三高」が求められていた時代は終わり、平均的年収・平穏な生活・平凡な容姿の「三平」や、低依存・低姿勢・低燃費・低リスクの「四低」の男性が結婚相手として好まれるようになってきました。

一方、結婚相手として好まれる女性の条件を考えると、男性とは逆に高学歴・高収入・高身長という「三高」女性は敬遠されてきました。男性が結婚相手となる女性を選ぶときには、年収や学歴、年齢などが「自分より下」の女性を望む“下方婚”が一般的だったのです。

こうした「三高」女性が好まれない状況は、「現在も変わらない」と考えている人は多いのではないでしょうか。けれど実は、最近の男性は自分より高学歴・高収入な女性も十分に恋愛・結婚対象として考えられていることが分かってきました。

多くの男性は学歴を気にせず、高学歴の女性にも好感

ウェディング

IBJは2016年2~3月に、IBJの婚活サービスを利用する20~50代の未婚男女564人を対象にアンケートを実施しました。

その結果、「お相手探しの際に高学歴の方かどうかを含めて判断していますか」という質問に、「はい」「どちらかといえばはい」と回答したのは、男性で38%、女性で68%でした。男性の方が、ずっと学歴を気にしていないことが分かります。

さらにお相手が高学歴かどうかにこだわっている回答者に向けて「高学歴の方とお見合いしたときの満足度」を尋ねたところ、「好感を持てるお相手が50%以上いた」と回答したのは、男性では47%、女性では30%でした。

つまり、女性は男性より学歴を気にするものの、実際に高学歴の方と会ってもそれほど満足度が高くないのです。一方、学歴にこだわる少数派の男性は、高学歴の女性により好感を持つ傾向があると言えるようです。

高収入の女性も恋愛対象に。仕事ができるのも魅力の1つ

医師

またIBJは、2015年8月にIBJの婚活サービスを利用中の未婚男女809名を対象に別のアンケートを実施しました。同調査によると、男性の76%が「自分より年収が上の女性は恋愛対象になる」と回答。そう答えた理由について、「年収より相性や人柄を重視しているから気にならない」「仕事ができるのも、魅力の1つ」といった意見が寄せられました。

それに対して、女性の65%は「自分より年収が下の男性は恋愛対象にならない」と回答しています。年収面での逆格差を受け入れられない女性は多いようです。

ただ、その理由を見ると「自分の収入がそこまで高くないので、それ以下だと生活できない」「妊娠・出産後に仕事をセーブする時相手の年収が低いと困る」といったかなり現実的な考えに基づくものでした。

女性は妊娠・出産について男性より早くから真摯に向き合わざるを得ないため、その期間のことについて真剣に考えているようです。

お相手が広がる“逆・下方婚”も検討してみたら?

こういったデータを見る限り、男性側は学歴や収入といったスペックの格差についてあまり気にしなくなってきているようですが、女性側はまだまだ旧来の価値観に振り回されている可能性がありそうです。

学歴・収入といったスペックの高さだけで相手を探してみても、本当に「合う」と感じる相手にはなかなか巡り会えないものです。高学歴・高収入女性にとって追い風となりそうな今回ご紹介のデータを踏まえて、高学歴・高収入な女性側が「自分の学歴・収入に釣り合った男性を探さなくては」といった意識を変えてみるのもいいかもしれません。対象がぐっと広がります。

ぜひスペックの格差を受け入れて、自分の方が学歴・収入面で勝っているお相手も選択肢に入れてみてください。“逆・下方婚”、真剣に考えてみませんか?

image by:Calli B

References : PR TIMES
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