結婚が仕事に与える3つのポジティブな影響

結婚が仕事に与える3つのポジティブな影響

結婚することで、何が得られる?

近ごろ、「結婚するとデメリットしかない」と主張する有名人の発言を目にすることが時々あります。確かに、結婚してパートナーとの生活を始めることで、これまでの生活から変えなくてはいけないところもあります。変わること・失うことはあるのでしょう。

けれど一方で、「結婚すると得られるメリット」がたくさんあることも事実です。特に仕事面において、どんなメリットを得られるのでしょうか。いくつか例として取り上げてみましょう。

 

結婚することで、健康的に

結婚しているかどうかで、平均寿命に違いが出ることを示したデータがあります。

国立社会保障・人口問題研究所が発表した人口統計資料集(2008年度版)によると、1995年時点、40歳で未婚だった場合の平均寿命は男性:70.42歳、女性:77.18歳。対して、40歳で既婚だった場合の平均寿命は男性:79.06歳、女性:85.28歳となっています。

「結婚できるほど、年収などの生活面に余裕があった」といった要因も影響していそうですが、既婚者と未婚者とでこれだけ寿命に違いがあるわけです。

結婚して家庭を持つと、外食一辺倒だったのが手作りの栄養バランスが取れた食事に変わるかもしれません。お互いの健康をチェックし、「家族のために長生きしよう」という意識を持つことで、自分で健康的な生活をしようとする気配りも増すようになるでしょう。

そのようにして結婚して健康的な生活を送るようになれば、疲れを引きずらず、精力的に日々の仕事に取り組めるようになるはず。長期的には間違いなく、仕事面でプラスに働くと考えられます。

 

結婚することで、責任感が増す

『20世紀少年』『MONSTER』などで知られる人気マンガ家・浦沢直樹氏が、柔道をテーマにしたマンガ『YAWARA!』を描こうと思ったのは「結婚したからだ」とあるテレビ番組で語っていました。

それまでは、自分の好きなマニアックな作品ばかりを描こうとしていた浦沢氏。結婚したことでお金を稼ぐこと、売れるマンガを描くことへの意識が強くなり、それまでとは違う路線に挑戦してみる気持ちになったのだとか。

同様に、結婚することで「家計を支える」という意識が強くなり、「家族のためにがんばろう」「もっと稼げるようになろう」と考えるようになったビジネスパーソンは多いはず。「自分1人が生きていければいい」という考えよりも、「誰かのためにがんばろう」と考える人の方が、より責任感が増して踏ん張りが効くようになるはずです。

 

結婚することで、より異性を理解できる

チームで働いていると1つ課題になってくるのが、異性の気持ちをどう理解するかということ。空気が読めず、女性社員から嫌われて、最低限のことしかやってくれない――。あるいは、職場のキーマンとなる男性社員の自尊心を傷つける発言をしてしまい、なかなか人事評価が上がらない――。こんな状況に置かれている社員、あなたの職場にも1人や2人はいないでしょうか。

男性と女性は、考え方・価値観に大きな違いがあると言われています。結婚することで、そうした男性と女性の考え方の違いを、独身時よりも正しく理解できるようになるはず。あるいは職場でのちょっとした異性とのやり取りから発生した問題について、パートナーと相談することで、何らかの解決策が見いだせるかもしれません。

そういった異性の職場仲間との関係をよりよく築いていくことは、仕事の上で確実にプラスになるはず。チームの和がよくなれば、仕事の成果も向上していくのではないでしょうか。

 

結婚が仕事に与える3つのポジティブな影響